映画@見取り八段

自己満足映画批評ブログです。邦画・洋画などジャンル問わず観賞。劇場上映中作品のネタバレ感想は別枠で表記。ランキングは年末総評価まとめで。

『告白』悪夢の教室

告白


監督: 中島哲也   
出演: 松たか子、岡田将生、木村佳乃、橋本愛、西井幸人、藤原薫、三吉彩花、芦田愛菜、山口馬木也、新井浩文、金井勇太、能年玲奈
公開: 2010年6月



   
第34回日本アカデミー賞 最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀脚本賞・最優秀編集賞受賞


中島哲也監督は、日本が世界に誇って良い監督だと思う。

POPでダイナミックな色調。
音に乗った躍動感溢れる動き。
目をそらす間がない緊張感。
痛々しい剥き出しの人間の心。

その世界は・・・狂ってる。悪夢の小部屋のようだ。


今回の作品でまず違和感を抱いたのは、
「下妻」「松子」「パコ」で散々魅了された
あのカラフルな色彩が無い事。

色彩はモノに近い。
霧の中のような青みがかったモノの世界。

その中で、時折入る花や夕日や・・・そして血の鮮烈な赤のコントラスト。
色が薄いからこそ記憶に焼き付く。

2時間、止まらない悪夢を見続けた。

人は本当に大切な物を失わなければ、その大切さが解らない。

「命」の重さ、母と言う物、青少年の闇、少年法・・・
現在、数々のドラマで語られているそのテーマの全てがこの映画の中にある。


派手な色調でも、抑えた色調でも中島哲也監督の世界は、やっぱり悪夢のようだった。

飲み込まれる・・・

すごい物を見てしまった。と思った。

 

ここから下ネタバレ観てない方は観てから読んでね 


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先生は聞いたことがありますか?大切な物が消える音。

ぱちん。。。


少年法に守られた犯人に罰を与えるならば、
命の重さが解らない者に罰を与えるならば、

相手の一番大切な物を奪わなくてはならない。

手は弛めない。
とことんやる。

今まで見たどんな復讐劇よりもゾッとした。
ゾッとして。。。そして痛々しくて、泣ける。

ここまでしないと、その重みが解らない子供。
その幼さに泣ける。

エンドロールに流された光差す空を見ながら
本当にいつの間にか泣いてた。

家に帰った今も、何か突き刺さった物が取れない感じ。


松たか子のラストの表情が凄すぎて。。。
本当に素晴らしい女優さんだと思う。

そして。。。素晴らしい教師だと思う。

ここから、あなたの本当の更正が始まるのです。

奪われた者が奪った者に対して流す涙。

復讐は、本当に完成されたのだろうか。


・告白 公式サイト


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