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『男たちの大和/YAMATO』敗れて目覚める。俺たちは、その先導になる

男たちの大和/YAMATO

  

 

監督: 佐藤純彌
出演:  松山ケンイチ、反町隆史、鈴木京香、仲代達矢、蒼井優、高知東生、中村獅童、渡辺大、崎本大海、内野謙太、橋爪遼、山田純大、平山広行、長嶋一茂、高畑淳子、みれいゆ、余貴美子、勝野洋、本田博太郎、寺島しのぶ、白石加代子、奥田瑛二、林隆三、渡哲也、池松壮亮、井川比佐志
公開: 2005年12月

太平洋戦争末期、水上特攻部隊として沖縄に出撃し坊ノ岬沖で撃沈された、戦艦大和の乗組員を描いた作品。

大和と運命を共にした乗組員は少年兵を含む2740名。
生存者は276名。

敗戦の色が濃くなる中、片道だけの燃料を積んで沖縄に向かう大和。

長嶋一茂演じる上官が諭す「死ニ方用意」の言葉が重い。
もう二度と戻れない祖国に、胸の内を叫ぶ乗組員。

敗れて目覚める。それ以外に、どうして日本は救われるのか。
今日、目覚めずして、いつ救われるのか。
俺達はその先導になるのだ。

彼らの全員がそんな言葉に納得して亡くなっていったとはとても思えない。

しかし、そうなのだろう。
敗戦を経験しなければ、この国は気付かなかったのだろう。
誰だって死にたくなんかない。彼らは今の平和な日本を作る為の礎になったのだ。

戦闘シーンは、まさに凄惨・・・

でも、こういう映像を見る事によって、

こんな事になるのはイヤだ

という気持ちを擦り込んでおかないと
戦争は辛い、痛い、苦しい、悲しい、
そういう物なのだという実感が湧かない人もいるかも知れない。

だから、これはこれで良いと思った。

私が一番心に残っているのは、戦後、生き残った青年が亡くなった友の家に報告に行った時、母親に言われた言葉。

あの母親だって、あんな酷い事は言いたくない。
・・・でも、言わずにいられなかった。

その気持ちは男の子の母として、切なく理解出来た。

戦争は、たくさんの物を奪う。
こんな事は二度とあってはならないのだ。

どんな国だって、どんな場所だって。

そう心に刻んで生きていくためにも、戦争を知らない世代に伝えていくべき作品だと思う。

※この記事は2006年にHPにメモ保存したまま置いてあった物を2009年にこちらで編集してUPしたメモ程度の過去記事です。

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