スラムドッグ＄ミリオネア
～Slumdog Millionaire～
監督: ダニー・ボイル
出演: デーヴ・パテル、マドゥール・ミタル、フリーダ・ピント、アニル・カプール、イルファーン・カーン
公開: 2009年4月
第81回アカデミー賞・作品賞・他部門受賞作品。
たぶん、これ、オスカーを取らなければ、私は興味も持たなかったと思う。
日本の「クイズ・ミリオネア」は知っているし、みのもんたも知っているが、本家のミリオネアには興味ないし。知らない俳優だらけだし、インドだし。
本当に見に行って良かった、と今は思う。だから、アカデミー賞にありがとう。
色彩が豊か、というよりはゴチャゴチャなインドの街。
その中を駆け回る子ども達がエネルギッシュ。
明るく、強く、そして逞しい。
世界最大のクイズショー「クイズ＄ミリオネア」で、今、インドのスラム街出身の無学の青年が後１問で2000万ルピーを獲得するという所まで勝ち抜いていた。
無学のジャマールは、どうやってここまで勝ち抜いたのか。
詐欺行為を行ったのか？
偶然の正解を繰り返したのか？
それとも、運命だったのか
物語は、過去へと遡っていく。
観ているのが辛い部分も多かった。
切ない部分も多かった。憤る気持ちにもなった。
でも、それ以上に胸を打つ、逆境の中で生き抜いていく人間のエネルギーの強さ！
彼が、なぜ「クイズ＄ミリオネア」に出場する事になったのか。
そこには、ただ純粋な愛の軌跡があった。
ここから下ネタバレ↓観てない方は観てから読んでね
監督がインドでスカウトしたという現地の子供たちが、実に生き生きとして可愛い。
でも、あの境遇は本当に眉をしかめて観ているしか無かった。「闇の子供たち」を思い出す。
子供が安心して幸せに暮らせない世界を観るのは、平和ボケした日本人にとっては、本当に辛い。しかし、そんな中で、子ども達は逞しく生き抜いていく。
離ればなれになったラティカを、ひたすら思い続けるジャマールの純真さに打たれる。
ラスト、ミリオネア・チャンピオンの座を掴むジャマールへの観衆の賞賛の叫びと拍手に、静かに涙する。
サリームの最後は、観ていて辛かった。
あの、みのもんたの「クイズ・ミリオネア」の音楽は、本家のミリオネアの音楽だったんだね～。これには、びっくり。。。知らなかったわ～！
この映画の中で、司会者のクマールが、私的には最悪な印象だったので、何だか今後、みのもんたを見る目が変わっちゃいそう～。
いや、みのさんには何の関わりもないんですけどね
長年の想いが報われたジャマールとラティカの抱擁に心から拍手。。。。。
しかし、あの「踊るマハラジャ」みたいなエンディング…お国柄。
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comment
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「君は運が良かったんだね」
盲目の彼が笑顔でそういうシーンで涙があふれました。
ホントのここの子供達は皆なんて優しくたくましいのか・・。
ジャマールは確かに「運」を持っていましたね～。
このラストですこし救われた気持ちでした～！！
あのダンスはお国柄ですかね。私もびくりしました（あはは）
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インド版ミリオネラの司会者がなんとなくみのもんたに被ったのは私だけでしょうか（笑
どうもこの番組の司会者って各国版で似たような濃いおっさんが選ばれている様な気がします。
まあ、それはおいて置いて、実に見事な作品でした。
正直観る前はもっと社会派な作品化と思っていたので、全くあきさせない娯楽映画のお手本の様な構成に唸りました。
もちろんその背景にある問題をスルーしないことも含めて、映画作りのお手本の様な作品だと思います。
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『踊るマハラジャ』エンディングでしたよね～（笑）
あれは私も好みではないです。しかもラティカがあんまりダンス上手く
なかったし・・・。
余談ですが司会者の「ミリオネアー！」の言い方が「ミリョネアー！」って
聞こえてそれが気になって仕方ありませんでした。（笑）
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＞たぶん、これ、オスカーを取らなければ、私は興味も
持たなかったと思う。
私もぉ～♪
オスカー獲った時も、「何それ？」くらいだったんです。
アカデミー会員の方ってやっぱりよくご覧になってるってことでしょうか(笑)
また素敵な映画と出会えることが出来ましたね！
しかしながら、私もあのエンディングのダンスにはいささか引いてしまいました。
せっかくジャマールとラティカのいいムードで終わっただけに、あの余韻をもう少し味わっていたかったのに・・・。
無残にも一転しちゃってましたものね(汗)
それでもこの作品が素晴らしいということには変りは無いです。
だから私もアカデミー賞にありがとう・・・です♪
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こんにちは、
躍動感のある、作り手のエネルギーが伝わってくる作品でした。
たくましく生きる子供たち、平和ボケした日本やアメリカの子供たちより、明日を生き抜く力があるでしょうね。
今のこの世界中がスランプの時期に、出てきたのも何か運命的なものを感じます。
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この番組の司会者ってやはり憎らしい人でないとできないんですかね？
みのさんもタイミングが悪いことに、この間某番組内で「北方領土を買ってしまえ」といったばかりですからね。
やっぱりみのさんもこんなヤツやったんか？なんて言われないといいのにと、ちょっと心配してしまいました。