映画@見取り八段

自己満足映画批評ブログです。邦画・洋画などジャンル問わず観賞。劇場上映中作品のネタバレ感想は別枠で表記。ランキングは年末総評価まとめで。

『恋の罪』言葉なんか覚えるんじゃなかった

恋の罪


監督: 園子温   

出演: 水野美紀、冨樫真、神楽坂恵、児嶋一哉、二階堂智、小林竜樹、五辻真吾、深水元基、内田慈、町田マリー、岩松了、大方斐紗子、津田寛治
公開: 2011年11月



         


DVDにて視聴。

こういう言い方だと切り捨てたように聞こえるかも知れないけれども、やはりエログロである。

まず、性的描写に嫌悪感がある方にはお薦めできないし、グロい描写が嫌いな方にもお薦めできない。

本当に鳥肌が立つほどの遺体描写と、性に取りつかれた女のあさましい姿は正視に耐えられない方が多数かと…。見ている間、ずっと眉間に皺が寄ってしまった。

そこまでして何が見たいのか、と言えば、この女たちが求める物の根底にあるもの。

それは、もう、有り触れた言葉で語っちゃうと「愛」

どうしてこの作品のタイトルが「愛の罪」ではなくて「恋の罪」なのかと言うと、恐らくこの人たちはもう愛に飢え続けているんだろうね。「愛に恋する人たち」なんだと思った。

その背景にあるのが育った環境で親から与えられるべき愛だったのだろう、と思うと、ここにも「子育ての罪」の形を見る。
園子温監督の作品はいつもそう。「愛のむきだし」しかり、「紀子の食卓」しかり、「ヒミズ」しかり…。
親は子供に与えるべきものを与えていない。与えられないで育った人間の悲しいまでの歪みよう…。

みんな子どものまま大きくなってしまったんだよね。
絶対に辿り着けない「城」の周りをグルグル回る子供。

「東電OL殺人事件」(←Wikipedia)からインスパイアされて、監督はこの作品を撮ったのだという話。

エリートの道を歩み続けた少女は、一番欲しい物を手に入れられず、巻き添えに愚かな女を誘った。

同じ女として、ただ悲しい気持ちだけが残った。
だって…城なんてやっぱり何処にもないんだもの。


※しかし、水野美紀さん驚いたなぁ…思い切ったヘアヌード。あと、神楽坂恵さんの胸は…とにかく凄いと思う…。


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美津子の家に招かれたイズミが見た、メチャメチャな親子関係。
何不自由なく暮らしているだろうと一見思われるエリート女助教授。その実態は渋谷のラブホテル街で客引きをする売春婦。

そんな美津子に惹かれてしまういずみも自分の「城」を探している。

ピュアさんの城はホントの出入り口ではないんだよ。
愛の入り口は別のところにある。



肉体を存分に描きながら「肉」の意味を虚しく理解する女たち。

本当に欲しいのはそんな物ではないんだよ。

父の愛を得たかった美津子。
夫の愛を得たかったいずみ。
日常に満足できない和子。

肉は満たされてもそこに愛はなく、言葉はさらに虚しい。


言葉なんかおぼえるんじゃなかった

日本語とほんのすこしの外国語をおぼえたおかげで

ぼくはあなたの涙の中に立ちどまる



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