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『殺人者の記憶法』クズ竹林

殺人者の記憶法

原題 : ~ 살인자의 기억법 / Memory of a Murderer ~

作品情報

監督・キャスト

監督: ウォン・シニョン
キャスト: ソル・ギョング、キム・ナムギル、キム・ソリョン、オ・ダルス、ファン・ソクチョン、チョン・インギョム、シン・ギジュン

日本公開日

公開: 2018年1月27日

レビュー

☆☆☆

観賞: 2019年7月21日(Amazonプライムにて)

 
最初は本当に面白かったのだって、アルツハイマーの殺人者が、自分のやった事を忘れているか忘れていないか、見ている方にとっては謎だったし。なかなか無い設定だよなぁと感心してしまった。

でも……

事態は次第に「貞子vs伽椰子」みたいなことに……。

このレビューは短感です。後ほど追記する可能性はあります。

あらすじ

獣医のビョンスはアルツハイマーで元連続殺人鬼という顔を持ち、日々の出来事を“録音”することを習慣に過ごしていた。ある日、接触事故を起こし謎の男テジュに出会う。その目つきに彼もまた殺人犯だと確信し、警察に通報するがまともに取りあってもらえない…(「殺人者の記憶法」(Amazonプライム)より引用)

もしも殺人犯がアルツハイマーだったら

もしも殺人犯がアルツハイマーだったら……

本人が忘れているわけだから、証拠か遺体が出てこない限り犯罪自体が永遠に闇に葬られるよね~~。と、考えた事はある。

アルツハイマーの場合は脳の委縮などきちんと症状が表れるので、病気として認められたら医療機関で監視されることになるだろう。

症状が脳に表れない精神疾患の場合は、日本なら刑法第39条(韓国では第10条)が適応されることもある。被害者遺族から見たら有り難くない話。

しかし、この作品は犯人側視点の物語だ。

だからと言って、全く同情する気にはならないんですけど……。

ソル・ギョング

ソル・ギョングさんのカメレオン俳優っぷりを堪能する1本である。

大杉漣さんに似ているとよく言われているけれども、私は内野聖陽さんに似ているとも思っていた(もっと若い頃)。いや、つまり、そのくらいイケオジなのよ。どうして、こんな恐い顔になるのか……本当に韓国の俳優は役のために顔面作りまで厭わない。

守るものがあるって凄いこと

人には思い出したくない事がたくさんあるし、記憶が忘れたくない思い出だけで構成されていればどんなにいいか。

娘の事だけは守りたい。

分かりやす過ぎる感情である。

しかし……。

というストーリー展開は秀逸だった。

ツッコみ所は多いし、展開に予想が付く部分も多いけれども、それでも面白かった。

クライマックスから一気に訪れるB級感は、受け取る側、人それぞれということで(笑)

殺人者の記憶法:新しい記憶

なんでも、『殺人者の記憶法:新しい記憶』という別バージョンが出ているらしく……。

顔がもっと恐い……。
 

あらすじをちょっと読んだ感じでは、別バージョンというよりも「より詳しいバージョン」なのかな、と思った。

そのうち、見てみたいと思います。

 


以下ネタバレ感想

 

病気の特性は、上手く使われているなぁと思う。

娘と殺人鬼が入って行った映画館で2人を探しながら、いつの間にか夢中で映画を観ているシーンには笑っちゃったわ。いや、笑いながら恐くなったわ。笑いのタイミングが人とズレてるシーンまで、不気味すぎる。ほぼホラー(笑)

「最後に殺した女」が妻だということは何となく予想が出来ていたし、娘が血の繋がらない子なのではないかということも予想はしていた。

しかし、姉さんがずっとずっと昔に自殺していたことは予想していなかったよ。こわいこわい。

ラスト、ビョンスはなぜあそこに立っているのか。

この話が全て実は妄想なのか、「殺人犯である」ことが妄想なのか、「殺していない」ことが妄想なのか、何処かは真実で何処かは妄想なのか、よく分からなくなるラストだった。

 

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★前田有一の超映画批評★
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