『キャビン』ホラーネタ万国博

キャビン~ THE CABIN IN THE WOODS ~

     

監督: ドリュー・ゴダード   
キャスト: クリステン・コノリー、クリス・ヘムズワース、リチャード・ジェンキンス、ブラッドリー・ウィットフォード、アンナ・ハッチソン、フラン・クランツ、ジェシー・ウィリアムズ、ブライアン・ホワイト、エイミー・アッカー、シガニー・ウィーバー
公開: 2013年3月9日

2013年10月14日。DVD観賞。

あーーーーはははははは……こうきたかって感じーー!!
ホラーのタグを一応付けたけれども、ホラー……ぇ……。

楽しかった。♥ ←ぇ…ダメ…

血しぶきと血の海がこんなに楽しいなんて…ぁ、あぶない…。

全く予備知識なく見たので、普通に『13日の金曜日』のようなゴア・ホラーなのだと思っていた。海外産のゴアはあまり好きじゃないので見に行かなかったのだけど、ネットでの評判が良いようなので借りてみた。そうしたら……(爆)

まぁ…そういう部分も無いとは言えないし…少なくともゴア・ホラーが苦手な方は見ない方がいいと思う。

どちらかというとホラーファンのためのお祭り映画かも。

夏休みに山に出かけたディナたち5人の若者は、山小屋(キャビン)の地下室で1冊の日記を発見する。そこには、選択しなくてはならない秘密が書かれていた。

ストーリーは山小屋ではしゃぎまわる5人の軽いうっせー若者たちと、どこかの研究所のような綺麗な建物との同時進行で進んでいく。

若者たちの方は、もう見るから『13日の金曜日』状態でこれから何が起きるのか察しが付くが、もう一つのシーンでは何が進行しているのかサッパリ解らない。
    

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…で、そこから先は言っちゃうと何も面白くないので、ネタバレ欄で

おお~へぇ~なるほど~…という意外性で、夢中になって見る事が出来る。B級ホラーに違いないと思っていた自分がもったいない…劇場で見れば良かったよん。

アレが出てくるシーンを大スクリーンで見たかった…。

ラストはそれでいいのって気もするけれども。私だったらどうするかな…まぁ…どうせ自分も死ぬんだしどうでもいいか。

「日本」に笑ったわ、とにかく…。

スプラッタに耐性がある方ならお薦めむしろ笑って見られる方ならチョーお薦め

ここから下ネタバレ観てない方は観てから読んでね 


ちょっと鈴木光司の『リング』シリーズ完結編(小説の方ね)『ループ』を思い出しながら見ていた。

「キャビン」は、生贄を作るための箱庭。5人は初めから研究所に見張られ、研究所の思う通りの物語を知らず知らず演じさせられていた…という事。

ジュールスが死んでしまった段階で、流れる血を集めているのを見て察しがついていくワケだけれども、先が解っても映像的な面白さで最後まで飽きずに見た。

モニターで見ている研究員たちが非常に不謹慎。
賭けとかしちゃってるし…。まぁ…こんな事も続けていると実験体の命なんかどうでもよくなっていくのかもね。

エレベーターでモンスター(クリーチャー)の数々を見て、地下室で選ばされていた事を理解するディナ。
でも、まぁこの辺までは「儀式」だとは思っていなかったから、死んだ人間も生き返るのかと思っていた。

神様への生贄としての儀式だから、処女以外は死ななくてはならない法則とはね…。
んで、それを告げに出てくる責任者がシガニー・ウィーバーとは…立ち位置が『宇宙人ポール』と同じじゃないか。 エイリアン繋がりかさ。エイリアンも出演していたし~。

『ゾンビ』『アナコンダ』『シャイニング』『死霊のはらわた』…元ネタ探しが面白い。

みんな解放されて、もうカオス……。
   

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貞子だかキャリーだかみたいなものが奥でウロウロしてるし……。

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モニター映像は、お国柄がよく出ている…。日本に笑った!!!貞子かっ。成仏しちゃうし。
 

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バレリーナは『リヴィッド』
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元ネタが解るほど楽しめるシーンだよね~。

よく解らないのは、これはお国によって儀式の内容が違うのかね。
処女以外を死なせるという話で進むアメリカさんだけど、日本なんてあれ小学校じゃないの普通に考えたら全員処女だよね。 人数もいっぱいいたし…。

ま…結果、全世界が失敗に終わってしまいましたとさ…。
結局、神々の遊びに人間は勝てないってことで。

「キャビン」公式サイト

 

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・象のロケット

★前田有一の超映画批評★

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