『余命1ヶ月の花嫁』検診にはきちんと行こう

余命1ヶ月の花嫁

  

監督: 廣木隆一   
出演: 榮倉奈々、瑛太、柄本明、手塚理美、安田美沙子、大杉漣、津田寛治、田口トモロヲ
公開: 2009年5月9日

2013年4月2日 NHKBSプレミアム テレビ観賞。

公開当時、散々劇場で予告を見ていたけれども、こういうのはあまり好んで見に行かないので~…。
こうやってテレビでやってくれるとありがたい。

一応、見たという程度の簡単感想で。
この記事に関しては、特にネタバレ欄は設けません。

この映画に関する前知識はまるでなく、実話ベースだという事くらいしか知りませんでした。
乳がんで亡くなった長島千恵さんが亡くなるまでのドキュメント番組が放映されていたという事も全く知らなかった。色々と放映されたり本が出ていたりしたんですね。

これを見る前に検索して、亡くなった後に某大型掲示板に千恵さんが元AV女優だったと書かれたり、金儲け主義などと言われたり、ドキュメント自体が嘘でやらせだと言われた事など色々と知りました。

映画の中で千恵の彼氏である太郎が、千恵のマスコミ露出について、

それって、みんなに病気で苦しんでる姿見られちゃうんだよ。
世の中には悪意の塊みたいな人だって大勢いるんだよ。

と、いうくだりがあるのですが、まさにそんな事を表しているような気がします。

そういう事は置いておいて…つまり、フィクションだかノンフィクションだか知らないけど、1本の映画として普通に見たとして、の感想を。

まぁ…でも、実話ベースじゃなければ結婚式なんて「セカチューかっ!」と言っちゃうところですよね。
私、初めて劇場予告を見た時にはそう思ってましたもん。

つまり、ベタと言ったらベタですよね。 病気で人が亡くなる話だから泣けないはずがないし。
闘病ものは映画でドラマで国内で国外で溢れるほど制作されているので…難しいと思いますよ…。

って、何をゴタゴタ言ってるんだって話ですが…。

つまり、結果、有り触れたものの域からは出ていなかったかなぁ、と。

太郎や、千恵の父の気持ちは痛々しく、瑛太や柄本明さんの表情演技には泣かされました。
屋久島の美しい海には癒されました。

全体的に悲壮感はあまりなく、病気の描写は緩かった。そういう部分ではなく、愛情や友情を中心に描かれた物なのだと思うので、それはそれでいいと思いました。

ただ、グッとくる部分はあまり無かったです。特に臨終に纏わる部分。

太郎が千恵の声を聞いたような気がするラストシーンは好きです。

一番気になったのはシーンの切り替わりに物すごく頻繁にブラックアウトすること…。テレビで見ているから「えっCM入るの」と何度も思ってしまった。
あれ、映画ってこういうモンだっけと、ワケ解らなくなりましたわ。

あれは…そういう演出なんでしょうか。ドキュメント風とか、そういう意味なのかな。最後まで気になりました。

乳がんの危険性などの情報を伝えたいから、自分の病状をマスコミに公開したい。

というのが主人公の遺志だったという事だから…。
とりあえず、乳がん検診にはちゃんと行こうと。それは伝わった。うん。ちゃんと行きます。

 

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