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【マイレージ、マイライフ】何が孤独なのか何が充実なのか

マイレージ、マイライフ
~ UP IN THE AIR ~

   
監督: ジェイソン・ライトマン   
出演: ジョージ・クルーニー、ヴェラ・ファーミガ、アナ・ケンドリック、ジェイソン・ベイトマン、メラニー・リンスキー、J・K・シモンズ、サム・エリオット、ダニー・マクブライド、ザック・ガリフィアナキス
公開: 2010年3月

年間322日も出張し、マイレージを1000万溜めるのが夢の男。

確かに・・・322日も出張しているなら、家なんか必要ないよね汗2.gif

家だけでは無く・・・
ライアンにとっては家族も必要なかった。
ずっと付き合っていける恋人も必要なかった。

仕事さえあれば・・・
その仕事は、見知らぬ人に解雇を言い渡す請負人。

家族も決まった恋人も持たない、バックパックに入らない荷物は元から持たない、持っているのは仕事だけ。

そんな仕事人間のライアンの仕事が、人から仕事を奪う事だというのが何とも皮肉。

そして家族とも恋人とも親密に接する事がないライアンが唯一人と接するのが、この首切りの仕事の時だけというのも・・・

こんなライアンが2人の女性と出会った事で、今までの人生を考える時間を与えられる。

どっと落ち込む事もないが、幸せな気分になれるわけでもない。
何だか、ちょっと甘酸っぱい・・・いや、しょっぱいかな。

そんな気持ちになる映画。

アカデミー賞ノミネートの際、ジョージ・クルーニーは

この映画を見たら、議論してほしい

と言っていたけれども・・・

確かにね・・・一緒に行った友達と色々話し合ったよ。ジョージ

 

ここから下ネタバレ観てない方は観てから読んでね 

    


案外、薄味なんだなぁ。。。と。。。

私だったら、突然解雇を言い渡されたら、あんなに素直に受け入れられませんが

みんな、一応文句はいうけど、あの程度なのね。
日本とは雇用の形態や考えが違うからか。。。

ダンナが突然クビになったら、「家族と過ごす時間が出来て・・・」どころの騒ぎじゃないよ。

アメリカなんて、仕事を失ったら日本よりも再就職が 大変そう。。。

まぁ、この解雇された人たちを描くストーリーではないので、これで良いんだろうか、とも思うけれども。もう少し絡ませても良いんじゃないかと。だって、そのせいで、この映画の「仕事」の部分が薄いんだよね。

ネットでサラッと解雇を言い渡す事を発案したナタリーは、恋人など人との関わりを深く望み、人との深い関わりを望まないライアンは、解雇される人と直に接する事を望む。

2人のその対人と仕事との考えの食い違いが面白い。

仕事や面倒な事は、パソコンでサラっと。。。

こういう若者の考えは万国共通らしい。

アレックスの身の上は、ちょっとショックだった。。。。

たぶん、生まれて初めてバックパックに、燃えない物を入れてみたいと意識しただろうライアンの気持ちを考えると。。。。泣.gif

でも、それも含めて人生なんだな。

思い通りに行かないもの。
自分が持っていない物を欲するもの。

家族も家も持たない人生。

それもアリだと私は思うんだよ。
ライアンが初めに言っていたとおり、最後は1人なのだから。

家族がいたって、幸せだとは限らないのが人生。
それは、最期の時になってみないと誰にも解らない。

どんな風に生きたって、ちょっとくらい不満が残ってしまうのが人生なんじゃないかな。。。って思う。

・マイレージ、マイライフ 公式サイト

マイレージ、マイライフ@ぴあ映画生活トラックバック
・象のロケット
★前田有一の超映画批評★

comment

  1. ノラネコ より:

    SECRET: 0
    PASS: 1d227402d343f1e66ff53a303d6697f6
    独身中年男性としては身につまされる話でした。
    ライアンのライフスタイルって、ある一面に置いてはちょっと憧れる部分でもありますが、だからこそ終盤の彼がかもし出す侘しさにはぐっと感情移入できました。
    多分、観る人の性別や世代によっても受け取り方の違う映画でしょうね。

  2. Eureka より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    この監督の映画は初めてだったのですが
    気に入ってしまいました。
    ストーリーそのものはけして重苦しいものじゃないのに
    見終わった後に、じっくり独りで考えたくなる映画って好きです。
    ジョージ・クルーニーは悪いですけど(^▽^;)
    ただリストラ問題は最も見ている人にとって
    身近な問題だけに、軽く扱われているように
    写ったかも知れませんね・・・
    海外旅行好きのなんちゃってマイラーとしては
    世界を旅するカエルエピを元ネタにしてくれたようなので
    嬉しかったです♪

  3. シムウナ より:

    SECRET: 0
    PASS: 7ff9123d6f55dc7c6f6908dc84712932
    TB有難うございました。
    この映画観賞後に、思わず自分の重荷を
    全て捨て去って、必要最小限の人間関係、
    絆を深めたいと考えてしまいました。
    現代社会に蔓延している問題を上手く物語に
    反映していていました。
    今度、訪れた際には、
    【評価ポイント】~と
    ブログの記事の最後に、☆5つがあり
    クリックすることで5段階評価ができます。
    もし、見た映画があったらぽちっとお願いします!!

  4. くう より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    >どの人の生き方も、間違いじゃないからこそ、
    考えさせられる作品でした。
    確かにね。。。
    クルーニーさんが言っていたように、議論してほしい映画なんですね。
    人間関係って難しい。
    でも、それも人と接しているからこそなんですよね。
    人間関係うっとおしい事があっても、人との関わりは
    断たずに生きていきたいです^^

  5. ひらりん より:

    SECRET: 0
    PASS: 1c4b4780a4b937bac0968f7e92a515c6
    どの生き方が正解か・・・なんてとっても言えなくて、
    どの人の生き方も、間違いじゃないからこそ、
    考えさせられる作品でした。
    人を諭す事によって、気づくこともあるけど、
    タイミングが悪かったり、あうんの呼吸があったり・・・
    対人関係って、難しいですね。

  6. くう より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    3人それぞれが個性的で面白かったです~。
    ああ、でも、アレックスはあり勝ちなのかな。。。^^;
    ああ言う人は本来は男の人の方に多そうだけど。。。
    >個人的には脚本賞はこっちにあげたかったなぁ。
    なるほど~。
    アカデミー賞は偏ってましたね。
    私的には男優賞をジョージ・クルーニーに取って欲しかった[絵文字:i-241]
    でも、まだ私、「アバター」と「ハート・ロッカー」とこれしか
    見てないのね。
    他のノミネート作品も早く見たいなぁ。。。

  7. KLY より:

    SECRET: 0
    PASS: e77249bcf0858aa3d0601d80bbca072e
    キャストの3人、そして何より脚本がよく出来てました。流石は一時期アカデミー賞本命といわれただけはあります。個人的には脚本賞はこっちにあげたかったなぁ。
    ナタリーの愚痴聞いているシーンで、アレックスが結局何のかの言いながら男の条件を一杯挙げるのを聞いて、「んだよー、結局女性っていくつになってもそうなんね?^^;」って思って笑っちゃいました。(笑)