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【ある公爵夫人の生涯】人の幸せはその人次第

ある公爵夫人の生涯

~THE DUCHESS~

   

監督: ソウル・ディブ   
出演: キーラ・ナイトレイ、レイフ・ファインズ、シャーロット・ランプリング、ドミニク・クーパー、ヘイリー・アトウェル

公開: 2009年4月

第81回アカデミー賞衣装デザイン賞受賞

舞台は18世紀のイングランド。
ジョージアナ・キャヴェンディッシュは、美人の誉れ高く、当時の社交界を湧かせていた。実在の人物であり、実話を元にした伝記的映画。

実家はスペンサー伯爵家であり、かのダイアナ妃の先祖にあたる。

17歳でキャヴェンディッシュ家に嫁いだジョージアナは、その時からデヴォンシャー公爵夫人として、世継ぎを産む事に大きな期待をかけられる。

夫の頭の中では、新妻は男子を産む道具にしか見えないらしく、愛のない生活を送っていると感じるジョージアナは、たくさんの人々に華やかに囲まれながら常に孤独だった。

ジョージアナの孤独、夫・デヴォンシャー公爵の孤独と責任感、広い城の中で、心から語り合えない夫婦それぞれの奇妙な生活ぶりを描いた作品。

アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞した華やかなドレスは見物。

ジョージアナを演じたキーラ・ナイトレイは、時にはいたずらっぽく、時には色めいて、勝ち気と弱さの入り交じる女性を好演していた。

時代が時代だけに・・・

現在とは違う、高貴な立場の人の気持ちも充分に察する事ができる作品で、気の毒に思いながらも決して後味は悪くなかった。

歴史に興味のある方にお薦めします。

 

ここから下ネタバレ観てない方は観てから読んでね 

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立場が立場だから、ぜひとも世継ぎを得なくてはならない公爵の気持ちも解らなくはないのです。そう考えると、ジョージアナの孤独はワガママとも言える子供じみた考えなのかも知れない。

でも、あの食卓は異常でしょ。。。。

何故に、愛人を常に同席させているのか。

レディ・エリザベスは、この映画の中ではそう悪女に描かれていなかったので、あんな食卓では愛人の立場としても針の筵なんじゃないだろうか汗2.gif

どうして、私から親友まで奪うのか!

夫に向かって叫ぶジョージアナの気持ちが痛い。。。

孤独に耐えかね、家に親友を住まわせ、豪華な衣装に身を包みギャンブルに興じる。。。

同時代のフランス王妃・マリー・アントワネットを思い出させる。

しかし、この映画で後味が悪くはない、と思えたのは、浮気激しく、ロボットのように感情が見えないと思っていたデヴォンシャー公爵が、ふと見せる優しさにある。

自分によって愛人と子供を失った妻にかける言葉。
重ねる手。

本当は、どう接して良いのか解らないだけで。。。
決して冷たいだけの人ではないんでしょう。(れ…レイフ・ファインズだし~)

 

子供は無邪気でいいな。

と、庭で遊ぶ子ども達を見ながら呟く公爵。
彼にも彼の孤独がある。

夫婦の幸せは端からは解らない。

あの後ジョージアナが、夫の愛人である親友と、子ども達に囲まれ、どう生きていったかは想像もできないけれども。。。

案外、穏やかに過ごしていたのかも知れない、と思えるラストだった。

・ある公爵夫人の生涯 公式サイト


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★前田有一の超映画批評★

comment

  1. くう より:

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    メリクリです~♪
    と言っても我が家は次男のインフルから始まり、
    みんなが体調悪しのパッとしないクリスマスですの(; ;)
    私も好きな時代、好きな雰囲気の映画なのです♪でも
    >ちょっと内容が薄かったですよねぇ・・・
    なんですよね~^^;
    もっとグッと人物の心に迫れるはずのシーンも
    サラッとなんですよね。
    確かに、ああ、あんな映画あったかな~、で
    終わってしまう感じかも^^;

  2. くう より:

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    >というかこういうカッコばっかりという噂もありますが。(笑)
    少なくとも私は、こういうキーラしか見たこと無いです。。。(^▽^
    でも、似合っちゃうから良いかな~♪
    お嬢様ですし。
    >当時の価値観ではジョージアナがダメ過ぎると
    思いました。
    確かにダメすぎなのです。。。(-_-;)
    でも、政治に参加したり、当時の価値観からはみ出た
    女性であったジョージアナが、こんな風になっちゃうのは
    ある意味仕方ない事でもあるのです。。。
    こういう女性を面白がってくれる男性と出会えて
    結婚できていたら、幸せだった事でしょう。
    生まれる時代を間違えた人ですね。
    だから、やっぱり女性の目から見ると、お気の毒です^^;

  3. 由香 より:

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    こんにちは~♪
    クリスマスを如何お過ごしですか?
    こういう映画は好きな方ですし、キ―ラをはじめキャストも良かったので、とても雰囲気のある映画だと思いました~
    だけど、、、ちょっと内容が薄かったですよねぇ・・・もう少し登場人物たちの心情や人間性が感じ取れると良かったんだけど、、、ちょっと淡々としていたので、誰にも感情移入出来ずに鑑賞を終えました。あまり印象に残らない映画かも・・・

  4. KLY より:

    SECRET: 0
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    キーラは相変わらずこういう格好させるとピカイチですね~。
    というかこういうカッコばっかりという噂もありますが。(笑)
    個人的には大人になりきれてないジョージアナがダメでした。
    あ、ダメって作品的にってことではなく、ストーリーに入りこんで
    見てた場合ってことです。愛人を同席させてたのも嫌らしいと
    も取れるんですか、公爵にとっては世継ぎを残すことが全てで
    誰を愛するだとかは二の次だったと思うし、それは当時の情勢
    では当然だと思うんですよね。現代の価値観では酷すぎると
    思うんですが、当時の価値観ではジョージアナがダメ過ぎると
    思いました。
    世継ぎが生まれて呪縛をとかれた公爵が優しかったのは、あれ
    が本当の彼だったのだと思うのです。