『テルマエ・ロマエ』全ての風呂は原作に通ず…

テルマエ・ロマエ

   

監督: 武内英樹   
出演: 阿部寛、上戸彩、北村一輝、竹内力、宍戸開、笹野高史、市村正親、キムラ緑子、勝矢、外波山文明、飯沼慧、岩手太郎、木下貴夫、神戸浩、内田春菊、松尾諭、森下能幸、蛭子能収
公開: 2012年4月28日

2012年5月2日。劇場観賞。

年末が近づいているので今年サボっていた感想を簡単に書ける物からサッサと片づけようという企画中。 見に行った日付でUPしますが、この記事を書いているのは11月です。

なお、この記事に関しては、特にネタバレ欄は設置しません。

…と言っても、特に悪い映画だという事ではないのです。
原作を知らなければ面白いかも知れません。たぶん。

でも、原作を知っている身としては……。
何でこんな話になった……!?

という感じです…。

「テルマエ・ロマエ」とは、文字通り「ローマのお風呂」という意味……。

原作はヤマザキマリ氏による「コミックビーム」連載中の大ヒット漫画。2010年には「第14回手塚治虫文化賞短編賞」も受賞しています。当方は原作は既読。
フジテレビで深夜に放映していたアニメ版も視聴していました。そのくらい好きなのです。

原作はね、ただ馬鹿馬鹿しく、その中に作者のローマへの愛や風呂への愛が溢れている、ゲラゲラ笑えて日本の文化である「風呂」や「温泉」を見直したくなる、そんな話なんですよ。

しかし、まぁ…、それは原作の話であって、映画は映画です。
映画の素晴らしい所は、原作世界が見事に実写映像化されていた事。
コメディシーンも面白かったし、「ああ、実写になるとこんな風になるのか…」という感慨深さはありました。

 

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キャストが素晴らしかったしね。
「つけ鼻」しなくても外人に見える彫の深すぎる阿部寛さんや北村一輝さん。
  

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上戸彩ちゃんを「平たい顔族」なんかにしちゃっていいわけ
 

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でも、あのベタなストーリーは一体何なの

お風呂文化漫画「テルマエ・ロマエ」が、ローマ帝国の後継者争いみたいな壮大な話になるとは思わなかったので…面食らった…。

そして、そのオリジナルストーリーも何だか間延びして楽しくなかったなぁ。
どうせ、オリジナルにするならばもっと楽しい話が見たかった。

これなら、ただくだらなくて笑える「ノイタミナ」枠の紙芝居みたいなアニメ版の方が良かったかな。

オリジナルの脚本に失敗し、ストーリーを作ろうとし過ぎた…。そんな映画だったと思います。

しかし前述したように、あの場面もあの場面も実写になるとこんなになるんだーという喜びは原作ファンでも堪能できます。
そこは本当に一見の価値あり。

原作未読の方は映画をご覧になったら、ぜひ原作もお読みになってみて下さい。
イヤな事は何一つなく、ただただ面白いです。

 

「テルマエ・ロマエ」公式サイト

 

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★★邦画・た行日本映画

 

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奈可久う子(くう)

◆ドラマ・映画 エンタメ系ライター&ブロガー。◆ハウツーサイトやリクルート・キュレーションサイトなどで映画紹介のライターしておりました。(お仕事はいつでも有り難くお受けします)

◆映画の評点はあくまでも私感です。(平均が2.5で1と5は滅多に付けていません)

◆戦争とホロコーストテーマの作品観賞がライフワーク。

◆レビューは上半部はネタバレなし感想、下部は観了した方と感想を共有できるように書いています。(古い記事は簡単感想です。時間のある時にリライトしています)

◆姉妹ブログ「ドラマ@見とり八段」

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