『スノー・ロワイヤル』96時間で(じゃないけど)全員除雪

スノー・ロワイヤル

原題 : ~ Cold Pursuit ~

『スノー・ロワイヤル』感想

作品情報

監督・キャスト

監督: ハンス・ペテル・モランド
キャスト: リーアム・ニーソン、ローラ・ダーン、トム・ベイトマン、エミー・ロッサム、ジュリア・ジョーンズ、ウィリアム・フォーサイス、ラオール・トゥルヒージョ、ドメニク・ランバルドッツィ、エミリー・マディソン、エリシア・ロタル、アレクス・ポーノヴィッチ

日本公開日

公開: 2019年06月7日

レビュー

☆☆☆

劇場観賞: 2019年5月17日(試写会)

 
試写会で劇場で観て良かった。一人で観ていたら本当に笑っていいのか戸惑っていた。だって不謹慎じゃん(爆)ブラックすぎる~~。

このレビューは短感です。後ほど追記する可能性はあります。

あらすじ

雪の町キーホーで模範市民賞を受賞するほどの真面目な除雪作業員ネルズ・コックスマン。ある日、一人息子が麻薬の過剰摂取に偽装されて地元の麻薬王バイキングの組織に殺されてしまう。裏で組織が糸を引いていることに気付いたネルズは、ある時は素手で、ある時は銃で、ある時は除雪車で、一人また一人と敵を殺していく。しかし、敵対するネイティブアメリカン麻薬組織の仕業と勘違いしたバイキングはネイティブ組織を襲撃…(Filmarksより引用)

セルフリメイクらしい

何の情報も仕入れずに見たのだけれど、ハンス・ペテル・モランド監督が自作のノルウェー映画「ファイティング・ダディ 怒りの除雪車」をリメイクした作品らしい。
 

「ファイティング・ダディ 怒りの除雪車」の原題は“Kraftidioten”。ノルウェー語らしいのでネットで翻訳してみたら「パワー・間抜け」だって……うーーん、あながち間違いとは言えない……。

それよりも、このオリジナルの「ファイティング・ダディ 怒りの除雪車」も、よく出来た邦題だなぁ。まんま、そんな内容だった(爆)

悲しく切ない復讐劇……?

哀しみと恐怖を不謹慎な笑いで包んだ悪夢的スタイリッシュコメディだった。

なんつー不謹慎な笑い…と思いつつ笑ってしまった事前に何の情報も入れずに行ったので、悲しく切ない復讐ドラマだと思い込んでいた…いや、悲しいのは確かだけど、笑わなきゃやってられないよね。

先日観たジャッキー・チェンの『ザ・フォーリナー/復讐者』のように「じいさん怒らせたら恐いんだぞ!!」という話ではあるのだけれども、名誉市民パパが真面目に動けば動くほど何だかおかしくてね……。いや、笑いごとじゃないんだけど。

『スノー・ロワイヤル』感想 川に捨てるな

「金網で巻いて川に捨てれば魚が食べてくれる」って、ぇ…

勘違いコント

どこまでを「ネタバレ」というのか分らない映画だが、息子を殺された復讐劇が入れ子になってとんちき展開されるという……落語『千早振る』か、アンジャッシュのカン違いコントかというところ。

何だかんだで、みんな頑張ってお仕事を遂行しているし、雪山のホワイトブルたちは楽しそうだったし、息子過保護なバイキングは最後までキザっぽかったし、妻たちはガミガミ言いつつも自分本位だし……。
『スノー・ロワイヤル』瀬戸康史似のイケメンバイキング
 

楽しめたもの勝ちだと思う。笑おう。

 


以下ネタバレ感想

 

上にも書いたけれども、ネタバレというほどのことは何もないので。
 

バイキングの息子が最後まで元気に生き残ったこと、これだけは本当に良かった。
 

どんなブラックコメディな世界でも、子どもが死んだら笑えない。
 

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★前田有一の超映画批評★
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