『NY心霊捜査官』取調室のエクソシスト

 NY心霊捜査官 

~ DELIVER US FROM EVIL  ~

    

監督: スコット・デリクソン   
キャスト: エリック・バナ、エドガー・ラミレス、オリヴィア・マン、クリス・コイ、ドリアン・ミシック、ショーン・ハリス、ジョエル・マクヘイル

公開: 2014年9月20日

2015年4月5日。DVD観賞

この海外ドラマみたいな邦題が気になって気になって、かえって興味惹かれてしまうという罠…エリック・バナだし

実在する元ニューヨーク市警巡査部長のラルフ・サーキによる手記を元にした作品ってことで、実話ベースですわよ奥様。。 え、まぢですか……

 

「心霊」というよりは悪魔系ってことで…はい。エクソシストです。しかも、かなりPOPな力技。21世紀になるとエクソシストもこんな事になるとは、ウィリアム・ブラッティもビックリだろうよ…。

 

あらすじ
ニューヨーク市警のラルフ(エリック・バナ)は、何かにとりつかれたかのように不可解な事件を起こした男女を逮捕する。全く別物に思われた複数の事件の捜査を通し、彼は自分にしか見えない、自分にしか聞こえない何者かの存在を感じていた。それぞれの現場に残された謎の言葉を見つけ事件が悪霊の仕業であると気付いたとき、ラルフの家族にも魔の手が迫り……。(シネマトゥデイより引用)

想像していたのとは、だいぶ設定が違った。

 

心霊現象を進んで引き受ける刑事…みたいなものだと思っていたのだけれども、そういう「レーダー」はあったものの別にゴーストバスターズしていたワケではなく、この映画のストーリーが初案件だったらしい。

 

つまり、エクソシスト刑事の不可思事件簿事始め。

 

なかなかホラーっぽくならず、むしろバリバリアクション刑事ものっぽかったので失敗したかと思っていたが、ああ、なるほど…繋がった。

 

まぁ、繋がったからって恐いわけではないんですけどね。。むしろ、ツッコみながら見られるかも…。時々、ビクッとする映像もあるにはあるのよ。

 

でも、個人的には地下室のGが一番怖かったよ。霊よりもGの方が恐いよ。。

 

何にせよ、巻きロン毛のイケメン神父には怪しさしか感じない…。本当にこんな人の儀式で平気なのですか、神よ。

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映像的には不気味なシーンも気持ち悪いシーンも多いので、ゴシックホラー…のように見えなくもない。それにアクションもプラスされ、イケメンもプラスされ…と…色んな意味で規格外です。

 

エクソシスト好きな方にはお薦め。

 

ここから下ネタバレ観てない方は観てから読んでね 

    


 いやん…あの地下室の遺体が出てくるシーンにはドキドキしたよ。何がって…虫系が!!

 

ゴキだらけだしさ…ああ、悪魔って汚いのが好きなんだもんな。

 

イラクから派遣兵士たちが連れ帰ってきた悪魔。入り口は悪魔の言葉が描かれた文字。この辺はクラッシックなエクソシストもの。

 

女が子どもを動物園の檻に投げ込む映像はちょっとゾッとした。暗視カメラのリアル感。

 

と、個人的には飛び降りのご遺体が恐かったよ。中田秀夫監督がよく使う卍のご遺体を思い出す。  

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まぁ…でも、そういう恐さも何だか悪魔も霊も出て行きそうなアクションの連続と、なぜかラップに聞こえちゃうエクソシストのお祓いにツッコんでいる内に忘れてしまうのだった…。

 

悪魔に聞かされてるんだかBGMなんだか区別つかなくなるPOPな音楽もツッコみ所。。そしてラストの取調室の儀式を見ている警官の反応にはもう爆笑しかない…。

 

夫の仕事に理解のない妻にイライラっとさせられたが、結局 ラルフは刑事を辞めたらしい。良かったね。

 

私が妻だったら、エクソシストなんかになられちゃうよりも刑事を続けてくれていた方がずっといいけどね…。

 

映画『NY心霊捜査官』 | 公式サイト |

 

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