『いぬやしき』俺が悪役でジジイがヒーロー

いぬやしき

 

作品情報

監督・キャスト

監督: 佐藤信介
キャスト: 木梨憲武、佐藤健、本郷奏多、二階堂ふみ、三吉彩花、福崎那由他、濱田マリ、斉藤由貴、伊勢谷友介

日本公開日

公開: 2018年4月20日

レビュー

☆☆☆

劇場観賞: 2018年4月27日

 

このレビューは短感です。後ほど追記する予定はあります。

 
ノイタミナのアニメ版を1話も見ずにHDDに溜めたまま置いてあるんだけれど、先に実写を見たのは正解だったのか。これからアニメ版も見てみたい。

◆あらすじ
定年を間近に控える冴えないサラリーマン・犬屋敷(木梨憲武)は会社や家庭から疎外された日々を送っていたが、ある日突然、医者から末期ガンによる余命宣告を受け、深い虚無感に襲われる。その晩、突如墜落事故に巻き込まれ機械の体に生まれ変わった彼は、人間を遥かに超越する力を手に入れることに。一方、同じ事故に遭遇した高校生・獅子神(佐藤健)は、手に入れた力を己の思うがままに行使し始めていた。自分の意志に背く人々をただただ傷付けていく獅子神と、獅子神によって傷付けられた人々を救い続ける犬屋敷。強大な力を手に入れた二人が、いま、それぞれの想いで動き出す———。(Filmarksより引用)

 

原作はヒット作『GANTZ』でお馴染みの奥浩哉氏による漫画『いぬやしき』
 

私の好きなノリさんはどこもカッコ良くないジジイ感満載で良かったし、私の好きな佐藤健は美しい高校生で良かった。その2人の対峙だけでワクワクした。この2人による神々の遊び(笑)
『いぬやしき』感想

お父さん、可哀想

そもそも「ダメおやじ系」の、長年働いてくれているお父さんを蔑ろにする話は嫌いなのだけれども、まぁ、そこから始まるのだから仕方ないよね。
 
夫の身体が悪い事にも気づかぬ妻……あ、ちょっと心が傷む(笑)
 
末期の宣告をそこら辺の犬にしか報告できないお父さん、泣ける……でも、泣いてる間は無い。

佐藤健の「お母さん」呼び、最高でしょ

佐藤信介監督が描く、戦闘時の衝撃音や重さ感じるリアリティはいつも凄いと思うのだけれども、人物がとても綺麗なのも素晴らしいと思っている。
 
美人はより美人に……イケメンはよりイケメンに……だから、佐藤健の美人さがハンパない。
 
 『いぬやしき』感想
 
そして現行朝ドラのスピンオフだったらしい(笑)朝ドラでも「お母さん」呼びに萌えたけれども、ここでも「お母さん」である。ああ、お母さんと呼ばれたい
 
可愛さから恐ろしさから悲しみまでのふり幅の広さよ。

俺が悪役でジジイがヒーロー

に、なっちゃったんだよね、いつの間にか。

たぶん、そんなつもりは無かったんだろうに。

 
命短しで、人を救う事で喜びを感じるジジイと。
 
全日本に復讐を誓い始める絶望的な子どもと。

『いぬやしき』感想
 

身体が浮くテンポのいい劇伴と共に迫力の戦闘を楽しんで、親子と友情物語に心動かされて……
 

その後の、ラストが切ない。

 
とりあえず、原作は知らないけれども、良い実写版!!

 

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・象のロケット
★前田有一の超映画批評★

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