『アナベル 死霊館の人形』実在する呪いの人形

アナベル 死霊館の人形~ ANNABELLE ~

   f:id:nakakuko:20150402040115p:plain

 

監督: ジョン・R・レオネッティ   
キャスト: アナベル・ウォーリス、ウォード・フォートン、トニ・アメンドーラ、アルフレ・ウッダード、ケリー・オマリー、ブライアン・ホウ

公開: 2015年2月28日

2015年3月2日。劇場観賞

えっ…ねえねえ、そんな可愛くない人形がどうして欲しいの
買っちゃダメだってば、飾っちゃダメだってば、やめて~~~……

観に入ったのを後悔するほどビクビクした『死霊館』の続編……だと思っていたらスピンオフだった。
前作未見でも問題なし。

あらすじ
出産が近いミア(アナベル・ウォーリス)は、真っ白なウエディングドレスを着た美しいビンテージ人形を夫ジョン(ウォード・ホートン)からプレゼントされる。ある夜、二人はカルト集団の男女の襲撃を受け辛くも命は取り留めるが、人形に恐ろしい呪いがかけられてしまう。 やがて、待望の子供が生まれ二人は新生活をスタートさせるが、人形をめぐり次々と不可解な現象が起こり……。
シネマトゥデイより引用

前作は見ていなくても問題なし…
と、書いたけれども見ておいた方が恐いことは間違いない。

今作単体でそんなに恐いかと訊かれたら、ちょっと解らないもの…。

ストーリーはよくある「呪いの人形、捨てられね~!」系統。

ジェームズ・ワンは今回は製作総指揮に回っている。

このシリーズ(勝手にシリーズ化 )の何処が好きって、お上品なことかも。

あっち産のホラーによくある口からデロデロ何か出て来るような物はあまり好きじゃないので~。

化け物ではなくて幽霊を見せるような演出に時折ゾッとする。
画面の片隅にチラッと移動する白い影……見せすぎないチラリズムの恐怖。Jホラーにも通ずるものがある。小中千昭理論ってやつ。
   

『アナベル』感想  

そういう演出にはビクっっとさせていただいたものの、脚本はね…どこまで実話なのかな。今回。色々と納得のいかない部分が多かった。

まぁ…納得いかないと言えば、そもそも…

どこからどう見てもキモイ以外の何物でもないあんな人形を欲しがる所が一番納得いかない!!!←それを言ったらおしまいだ。

実在するアナベル人形はこんなんじゃないので欲しがるのも解らなくはない…。恐ろしいので実際の画像は貼りませんが、実在の人形はラガディアン&アンディ人形なのね。
   

まぁ…こんなに可愛くちゃ映像的な迫力が出ないから、ああなるのだろうが…。見ているだけで恐いやん。

ミアを演じたアナベル・ウォーリスが、美しくて…。リアちゃんもホントに可愛くてそこ見ているだけでも楽しめた。

『死霊館』の隙間ストーリーとしては面白かった。本編の続編、期待してます。あるよね

 


以下ネタバレ感想

 


納得いかないと言えば…

・引っ越した時に箱の底から捨てたはずの人形が出て来たのに、やけに冷静なミア。あの時点で憑りつかれているのかも、と思ったんだけどそうではなかったらしいし。

・しかも飾るし……汚いのに、汚いのに…。

・絵を描いていたあの子どもたちと階上の騒音は置き去りエピソード。実は階上に人は住んでいなかったってオチだと思い込んでいた。

・本屋の黒人女性、エブリンが悪魔の手先だと思い込んで見ていたので、身代わりに死んでくれてビックリした~~…犯人扱いしてゴメンナサイ……。

・ってか、ミアとリアを狙ってたくせに、身代わりの魂で納得して去っていく悪霊…ぇ…。

そんなこんなでオチが締まらない……。

身代わりエンドはないだろ~~って今でも思ってる。

実話なら仕方ないけどね。ホントに実話なの

前半の狂ったカルト教団カップルが死ぬまでがクライマックスだったかも。

「アナベル 死霊館の人形」公式サイト

  


アナベル 死霊館の人形@映画生活トラックバック
・象のロケット

★前田有一の超映画批評★

※ Seesaaのトラックバック機能終了に伴い、トラックバックの受け付けは終了させていただきました。(今後のTBについて)

 

comment

タイトルとURLをコピーしました