『御法度-GOHATTO-』男色新選組

御法度 GOHATTO

監督: 大島渚

出演: 浅野忠信、北野武、松田龍平、武田真治、的場浩司、トミーズ雅、伊武雅刀、神田うの、坂上二郎、田口トモロヲ、桂ざこば、吉行和子、寺島進、田中要次、梅垣義明、佐藤慶
公開: 1999年12月

 

相変わらず大河ドラマ「新選組!」の影響で色々読んだり見たりしまくってます。

 

でも、この映画は何か違った・・・
ま、監督が大島渚だからー・・・こうなるのか。

「新選組」と切り離して普通に見れば、まぁ面白いです。実際にこんな事あったのか……も知れないし。

史実、武田観柳斎には衆道の気があったと言われていますし、隊内で衆道が流行っているという書簡は残されているそうです。

ちなみにこの映画には山南さんは出てきません。あー良かった……今はちょっとまだ山南さんにリアルな男色話は受け入れたくない~。

しかし、山南さんの切腹が1865年の春……。このストーリーも時期的に同じような感覚なので、これはすでに亡きあとなのかも知れない(泣)

 

武田真治さんの沖田総司はすごくすごく透明感のある雰囲気が良かった。

素晴らしく合っていました。殺陣もお上手でしたし。

竜也の沖田さんはもちろん今でも最高だと思ってる!けど武田くんの沖田総司は透明感ハンパなかった…。
御法度

 

松田龍平の加納惣三郎も不気味だけれども美しくて良かったなぁ。(あ、なんだかんだ言って男色受け入れてる)

ワダエミさんデザインの衣装が妖艶な美貌に映えてました。

 

怨恨…といっても男同士の恋煩いによる内輪もめ。サスペンスとしても時代物としても秀逸の飽きさせないストーリーでした。

ちなみに加納惣三郎という隊士は新選組の名簿には残されておらず、辻斬りが発覚して処分になったといわれているそうで。ストーリーはほぼほぼ創作だと思われます。

この「御法度」は局長大好きな副長にとっては思うところあったでしょうね。

※この記事は当方が2000年から運営している某HPの日記コーナーから2009年にお引っ越ししてきたメモ程度の過去記事です。

 


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