映画@見取り八段

自己満足映画批評ブログです。邦画・洋画などジャンル問わず観賞。劇場上映中作品のネタバレ感想は別枠で表記。ランキングは年末総評価まとめで。

『TAJOMARU』「愛」と「義」の中世童話

TAJOMARU

  


監督: 中野裕之   
出演: 小栗旬、柴本幸、田中圭、やべきょうすけ、萩原健一、松方弘樹、本田博太郎、池内博之、近藤正臣

公開: 2009年9月


原作は芥川龍之介「藪の中」
もっとも、ストーリーはかなり違います。原作の真実は文字通り「藪の中」なので。

管領職の畠山家相続問題がベースになっているようなので、「藪の中」「応仁の乱」を絡めてみました。。。と言う感じですか。

元々、今日は友達に引っ張られて行っただけだったので、自分的には特に観たい映画と言うわけではなく。。。小栗旬を前に立てたアイドル映画っぽい物だと想像していました。

高貴の姫であるはずのヒロインの少女時代の扱いとか時代考証を考えれば「有り得んだろ」と思いながら見始めたんだけど、多襄丸の登場からは、


ああ、これはただの童話なんだ
と合点がいったと言うか。。。

映像は綺麗だし、迫力もそれなりにあり、時代考証とか歴史背景とか深く考えずにツッコミ所は「童話だから~」と抑えておけばそこそこ見られるかも

小栗旬くんは様になっていたし、私の好きな田中圭くんは完璧な悪役を頑張ったし、大河ドラマ「風林火山」で散々「ビミョウ」と言う評を取った柴本幸はホラーで面白いし。。。

若手も頑張りました。
でも、本当の見どころは大御所・萩原健一と松方弘樹の怪演!ここは、流石です!

これから観に行かれる方は、あまり深く考えず、アクションや雰囲気を楽しむつもりで観る事をお薦め。

 

ここから下ネタバレ観てない方は観てから読んでね 


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ひと言で言うと

草食系男子である主人公が肉食系男子に成長する物語(しきれてないけど

かも

原作もただのベースでしかなく、ほぼ時代に正確に沿った物語ってワケでもないんだから、いっその事、桜丸を完全ににしちゃった方が、より童話チックで面白いんじゃ。。。とか思ったりしてみた。(ま、ちょっと「陰陽師」みたいになるけど)


自分が付けた副題「愛」と「義」は、別に主人公の事を言っているわけではなく、盗賊さんたちの事です。


小栗くんは劇中でよく泣いていたけれども、個人的に涙誘われたのは盗賊さんたちがやられちゃうシーンだけでした。


あと、結局、多襄丸も良い人だったんじゃん。
あれを後ろから刺すとは。。。主人公には「愛」も「義」もなし。


ラスト、阿古の馬を引いて歩く直光を見て、今後を心配しちゃったよ。

自由は良いけどさ。。。盗賊さんたちが居なくても生きていけるのこの2人。

TAJOMARU 公式HP wwws.warnerbros.co.jp/tajomaru/


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ここで無料で全文読めます。『TAJOMARU』原作「藪の中」 芥川龍之介 藪の中(青空文庫)

 

自分的には、小栗くんと言えばこれ

 

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