『がっこうぐらし!』実写版学園生活部

がっこうぐらし!

『がっこうぐらし!』実写版感想

作品情報

監督・キャスト

監督: 柴田一成
キャスト: 阿部菜々実、長月翠、間島和奏、清原梨央、おのののか、金子大地

日本公開日

公開: 2019年01月25日

レビュー

☆☆☆

劇場観賞: 2019年1月28日

 
アニメ未見で(原作も未読)、会話のタルい間とかキャピキャピさとか、自分が観に来ちゃ駄目なやつだと思った……タイトルバックまでは

あらすじ

学校に寝泊まりする「学園生活部」の4名。シャベルを愛するくるみ(阿部菜々実)、ムードメーカーのゆき(長月翠)、皆をまとめるりーさん(間島和奏)、しっかり者の後輩みーくん(清原梨央)。おっとりした顧問のめぐねえ(おの ののか)に見守られながら、賑やかで穏やかな毎日を元気いっぱいに過ごしている…はずが、現実は荒廃した校舎に蔓延る大量の”かれら”に支配された絶望的な世界だった―。(Filmarksより引用)

ゾンビー物です、ホラーです

タイトルバックからが気持ち悪い。

アニメもキャピキャピ萌え萌えした感じが自分とは合わなさそうだと思って見なかったのだけれど、ただのキャピキャピ漫画だと思っていたわけではない。(ニトロプラスだし)

あーーこっち系だったのかと。

実写版においてはネタバレじゃなさそうなので書いちゃいますが、ゾンビーものです。ホラーです。
『がっこうぐらし!』実写版 感想

キャピキャピ描写とホラーの対比

冒頭のキャピキャピとタイトルバックの対比、ほんとによく出来ている。

移動の間に起こるアレコレには手に汗握ったし、クライマックスでは泣いたし、よく出来たホラーゲーム感。(まぁ、ツッコみ所はたくさんあるんですけどね)
 

しかし、ガチなゴアホラーを期待しない方が良い。ゾンビの動きは気持ち悪いけれど、血しぶきも体液もないし、戦闘描写はとてもゆるい。

現実感はない

実は映画を観て来てからこの記事を書くまでの間にアニメ版を4話まで見る機会があった。

実写版のタイトルの気持ち悪さとはまた別の日常感溢れた気持ち悪さ。
『がっこうぐらし!』感想

4話まで見た限りでは、アニメ版の方が「純粋にゾンビ物」。実写版の方が「妄想の余地がある」。

と申しますか……上にも書いたけれどもユルいツッコみポイントを鑑みると、現実が遠い(笑)
 

「カノジョ」に関するアレは予想がついたので、もう一転するかなと思っていたし、そうしないということは、やっぱり結局、全部誰かの〇かも知れないなあって。

原作を知らないからこそ妄想できたし、そういう方向で見た方が納得できる。

絶賛はしないけれども、アイドルホラーとしては面白い方だと思った。演技はこれから頑張って下さい。(私は清原梨央ちゃんが好みです)

 


以下ネタバレ感想と考察

全て○

○=「夢」だと思ったの。

では誰の夢なのかというと、やはりゆきちゃんの夢でしょう。

めぐねえがすでにここに居ないことはかなり早い段階で予想できたし、めぐねえが妄想だということは、他のメンバーだって妄想かも知れないわけで。

この映画でもっともリアリティがなくてツッコみ続けられる点としては、めちゃめちゃ囲まれてるのにスルスル抜けて逃げてしまえるところ。これはもう現実ではないのだと考えるしかない。

 
では、ゾンビは現実に居るのかというと、きっと、居ないんだろうな……。

ゆきちゃんにとっては、「がっこうぐらし」はゾンビに囲まれる日々と等しかったのだろう。(虐められていたという描写は特になかったけれども「ちょっと変わっている」という表現はあったし)

 
と、個人的には考えた。

 
いやいや、4人はちゃんと存在していて「学園生活部」は現実なんだよ。……という見方の方が良心的かも。

 
なんにせよ、こういう考察は、原作知らずの戯言です(笑)

原作の最終回はこれからだそうで。

読んでみたい気持ちになっている。

 

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