『恐怖人形』よしこちゃん…こわくない…

恐怖人形

映画『恐怖人形』感想

作品情報

監督・キャスト

監督: 宮岡太郎
キャスト: 小坂菜緒、萩原利久、黒羽麻璃央、水上京香、石川瑠華、福島雪菜、近藤雄介、黒沢あすか、粟根まこと、萩原聖人

日本公開日

公開: 2019年11月15日

レビュー

☆☆

劇場観賞: 2019年11月20日

 
平成生まれにその人形はちょっとどうだろう……。

このレビューは短感です。「観た」記録。

あらすじ

巨大化した人形が殺人鬼となる––主人公の女子大生・平井由梨(小坂菜緒)は趣味のカメラで幼馴染の真人(萩原利久)と日常の風景を撮影する楽しい日々を送っていた。ある日、由梨のもとに差出人不明のパーティー案内が届いた。怪しい案内状は同じく真人にも届いており、案内状に記された集合場所に到着するとそこには同世代の男女5人と中年の男性(萩原聖人)がいた。……(Filmarksより引用)

ゴアホラー?

血しぶき肉躍る(踊らない)……ジャンルとしてはゴアホラーを目指したものだと思われるけれど、アイドル映画だからか惨酷シーンにメッチャ配慮されているので全く恐くなくなっている(笑)

下手するとこのままでもテレビ放映できちゃうレベル。

よしこちゃんの人形も大きくなるにつれ、何だか可愛く見えてくる。映像的にテレビドラマっぽい鮮明さがあるので、NHKの子供番組に出て来る普通の着ぐるみみたい(笑)。これは狙い通りなのですか

せっかく日本人形を使うのならば、ガッツリ呪い路線で行って欲しかったのだけれど、変な所で挿入歌を入れたり、ゾッともしない……つらい。

俳優さんは熱演

アイドルホラーは「恐くない」「都合によりヒロインだけ助かる」「演技が(笑)」という三種の神器に陥りがちだけれど、萩原利久@元子役、水上京香@「わろてんか」、石川瑠華@「イソップの思うツボ」他、出演作品の少ない俳優さん達もみんな達者で安心。

日向坂46の小坂菜緒@ヒロインを推すための映画なのだろうけれど、彼女も良かった。

黒沢あすか無双

私は一体何を見に来たのだろう、と呆然とする終盤、黒沢あすかさんが(ネタバレるから書かないけれど)素晴らしい。私の観賞料金は全部、黒沢あすかさんのあのシーンのために払ったのだと悟った。ありがとうございます。

萩原聖人さんもお疲れ様でした…………。
 

 


以下ネタバレ感想

 

・あのマッドな博士は一体何だったんだ。ややこしくしただけじゃんね~~。

・黒沢あすかさん演じる管理人だけが意外性ある結末だった。どデカ人形の中には黒沢あすかさんが入っているとばかり思っていたのに、まさかの萩原聖人……。あの肉切ってるシーンや子どもと映っているような写真はただの思わせぶりか~~

・人形が玄関に居る時点でもっと危機感持ちなさいよ、あんたら。バーベキューとかやってる場合じゃねぇ……。

・そして、その火!それバーベキューじゃないじゃん、キャンプファイヤーじゃん。焦げるわ、肉

・殺し方はオリジナリティないし、描写もないし、ホラーやる気がないよね……。

・とりあえず、平成生まれの子供にあんな人形買ってあげるパパが一番おかしいと思う。(現実におかしかったけど。)

・上記の「思わせぶり」を吹っ飛ばす黒沢あすかさんの銃撃……しびれるわ。「仕留めますから」に心仕留められたわ。

 
ってことで。

赤い着物姿の萩原聖人さんも見れて良かったわ。はい。
 

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