恒例の年間ベスト2025年です。
……と「恒例」とか言っているけれど、今年は2本しかレビューを上げていません!(いやいや2本も書いた。優秀!……)
この記事を上げている段階で12月21日。あと劇場で2本、もしかしたら配信で何本か(仕事の入り具合により……)見る予定です。
が、上の方の順位は変わらないと思うので、とりあえずこのままアップしました。
その後、追加して書き直してアップしたので、2025年はこれで締めです!お疲れさまでした!
今年も、観たいものを観る。どうしても観る機会がないものは縁のなかったもの。というスタンスで行ってます。
毎度おなじみ個人的なお話ですが、本年は嵐以来久々に推しというものができまして(TJ ~~)、過去に遡ってYOUTUBEやファンクラブ動画を見まくっていた結果、当然、配信映画を見る時間が減ってしまいました(爆)。
まぁ、でも、そういうのも含めて自分なんで。これからのモットーは「好きなことを悔いなくやって行こう」です。生温かく見守ってください。
では。例年の通り自己満足ランキングです。
2025年 観た映画ベストランキング

- 順位はあくまでも私感です。
- 「2025年に公開されているもの」をベストにしています。なので2024年11月・12月辺りに公開された作品も入っています。
- 2024制作、25年に配信された映画も入っています。
- 順位は観賞後すぐにメモ的にレビューを入れている「Filmarks」https://filmarks.com/users/kukucoo の評点から引っ張っています。(しかし順位を決めていく時点でコロコロ変えています……「Filmarks」の評点とはかなり誤差がありますが気にしないで…)
- Filmaの評点が全体的に低いように見えるかも知れませんが、2.5を平均に考えているので、たぶん、高め?そして1点台と4.1点以上はあまり付けない方針です。ご参考までに。
2025年に劇場公開された作品(私感のベストランキング)
- 教皇選挙(コンクラーベにはいつもウキウキしちゃう)
- 陪審員2番(年末滑り込み鑑賞。ありがとうアマプラ!)
- ワン・バトル・アフター・アナザー(レオとショーン・ペンのぶっ飛びっぷり)
- この夏の星を見る(星空と青春)
- 国宝(納得の日本の美を世界へ)
- 爆弾(息つく間もない面白さ!)
- ペンギン・レッスン(抑圧政治と可愛いは正義)
- ファンファーレ!ふたつの音(兄弟愛と特上のファンファーレ)
- ふつうの子ども(監督の人間に対する理解力が凄すぎて…)
- ファーストキス 1ST KISS(切ない繰り返し)
- 片思い世界
- セプテンバー5
- でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男
- トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦
- ラブ・イン・ザ・ビッグシティ
- 愚か者の身分
- 兄を持ち運べるサイズに
- 劇場版 チェンソーマン レゼ篇
- ランド・オブ・バッド
- 岸辺露伴は動かない 懺悔室
- サンセット・サンライズ
- 秒速5センチメートル
- ミッシング・チャイルド・ビデオテープ
- ⽊の上の軍隊
- ペリリュー ー楽園のゲルニカー
- 入国審査
- スーパーマン
- ドールハウス
- アンジェントルメン
- 長崎―閃光の影で―
- アフター・ザ・クエイク
- 平場の月
- ミッキー17
- おーい、応為
- 果てしなきスカーレット
- 8番出口
- アスファルト・シティ
- JOIKA 美と狂気のバレリーナ
- 満ち足りた家族
- ルノワール
- ベイビーガール
- サブスタンス
- JOIKA 美と狂気のバレリーナ
- HERE 時を越えて
- 宝島
- 愛を耕すひと
- BAD GENIUS/バッド・ジーニアス
- ANORA アノーラ
- 異端者の家
- 室町無頼
- 恋に至る病
- 悪い夏
- 金子差入店
- 死に損なった男
- ナイトフラワー
- 嗤う蟲
- 見える子ちゃん
- 俺ではない炎上
- フロントライン
- エディントンへようこそ
- ブルーボーイ事件
- ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男
- ババンババンバンバンパイア
- ベスト・キッド:レジェンズ
- 遠い山なみの光
- 死霊館 最後の儀式
- ロングレッグス
- 映画ラストマン -FIRST LOVE-
- ブラック・ショーマン
- グランメゾン・パリ
- 花まんま
- TOKYOタクシー
- ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師
- 盤上の向日葵
- 雪風 YUKIKAZE
- 35年目のラブレター
- ガール・ウィズ・ニードル
- 犬の裁判
- ベートーヴェン捏造
- 金髪
- MaXXXine マキシーン
- 近畿地方のある場所について
- 劇映画 孤独のグルメ
- 雪の花 ―ともに在りて―
- 28年後…
- ハルビン
- ザ・ザ・コルダのフェニキア計画
- きさらぎ駅 Re:
- パリピ孔明 THE MOVIE
- 九龍ジェネリックロマンス
- (LOVE SONG)
- 映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ
- 父と僕の終わらない歌
- 火喰鳥を、喰う
- FPU 〜若き勇者たち〜
- シェルビー・オークス
- ショウタイムセブン
- #真相をお話しします
- カラダ探し THE LAST NIGHT
- 事故物件ゾク 恐い間取り
- アンダーニンジャ
- 新解釈・幕末伝
2024年以前に公開された作品(特にランキング順ではないです)
- トンソン荘事件
- あるいは、ユートピア
2025年度公開 邦画 63 外国語 39
2024年以前公開 邦画 1 外国語 1
計 104本
2025年 映画のベストまとめ
毎年のように書いておりますが、本当にどれも秀作ばかりだったので、50位くらいまではどれも「もっと上位でいいんじゃない?」という感じです。これから密かに動かすかもしれないです(えっ…)。
『教皇選挙』を1位にしたのは、ストーリーも美術も世界観も大好きだから。コンクラーベ題材作品が元々好きというのも大きいと思います。良いですよね。そのお国独自の文化の継承。それに纏わるミステリー。
この映画の公開が3月で、本年は5月にフランシスコ教皇が亡くなられて本物のコンクラーベが行われることになったんですよね。
あんなことやこんなことを空想しながら見守ってしまいました。タイムリー過ぎる年でした。
『陪審員2番』は日本では劇場公開がなく、U-NEXT のみの配信でした。
当方、あちこちの配信サービスに入るのは好まないので、これはずいぶん悩みました。(イーストウッド先生の映画は劇場で見せてください。よろしくお願いしたい……)
年末に、有料ではありますがアマプラに来てくれたので、レンタルではなくてデジタルで購入しました。ありがとうアマプラ。
久々に後味悪い名作を観た気がします。クリント先生真骨頂。ちょっと『ミスティック・リバー』を思い出しました。
邦画で1位にした『この夏の星を見る』は、本当に清々しい青春と星の物語。
本年はドラマでも星を見る作品が多く作られまして、どれも名作でしたし、他のドラマを見てはこの映画を思い出す、仕事帰りに星空を見てはこの映画を思い出す……という印象深い1本になりました。大好きです。
『国宝』は、もうあちこちで受賞し、称賛され、取り上げられていますが、日本が世界に誇れる1本だったと思います。間違いないです。
さて。2025年は太平洋戦争終戦80年の年。
もっと戦争映画を観るかなぁと思っていたのですが、意外と本数が少ないなと思いました(作品自体も少なかったと思います)。
終戦80年といっても現在ご存命の方々は、ほとんど幼い時代に空襲に遭った、あるいは見た、という方々です。
出征したという方はほぼ居られず、「語り部」は消えつつあります。
だからこそ、第二次世界大戦を描こうとされる作り手は、慎重になる必要がありますね。
SNSはもちろん、テレビも新聞も、いくらでも偽情報と偽画像、偽動画まで得られる時代です。
語り部の方々の意志が捻じ曲げられることが無いような作品作りを祈っております。
本年の『⽊の上の軍隊』『ペリリュー ー楽園のゲルニカー』『長崎―閃光の影で―』は、お涙頂戴に寄らず、戦争と向き合う素晴らしい作品だったと思います。
個人的には、本年は大好きなジャンルであるホラー映画をたくさん観られたのが嬉しかったです。
こうして一覧を見ていると、あまりゲラゲラ笑える鑑賞体験をしていないなぁ……と思いました(まぁ……元々ドロドロしたもんが好きなので仕方ないのですが)。
あ、『ババンババンバンバンパイア』は結構笑ったと思います。楽しかったですね。『国宝』と合わせて見ると、吉沢亮って本当にすごい人(笑)
来年は、こういう楽しいものをたくさん観て笑っていきたいなぁ、と思います。
2025年 訃報
俳優・監督・スタッフ・脚本家・作品原作など。
2025年は昭和を代表する俳優、アーティスト、作家などを多く失った年だったと思います。
歌手として名声を馳せ、女優としても活躍した いしだ あゆみ さん、『太陽にほえろ』を知っている方ならば誰でも「ヤマさん!」と言ってしまう露口 茂さん、大河ドラマなどで多く活躍された藤村志保さん、晩年まで活躍された仲代 達矢さん。
大河ドラマを始めとして多くの脚本をユニークな文体で書かれたジェームス三木さん、ご家族が朝ドラのモデルにもなられた吉行和子さん、昭和を代表するヒット歌手・橋幸夫さん。
テレビの中にいつもいらした俵孝太郎さんや、みのもんたさんも…。
そして昭和生まれの日本人だったら野球に興味なくても知っている長嶋茂雄さん。
日本人女性で初の北極点到達を果たした和泉雅子さん。
ゴルフのレジェンド、ジャンボ尾崎さん。
「有名人」と言って間違いない方々が多く亡くなった寂しい年でした。
海外でも、ヘヴィメタの帝王と呼ばれた オジー・オズボーンや 誰でも知っているあのブランド!の デザイナー、ジョルジオ・アルマーニ など、ニュースを見て驚く方々の訃報が多かったですね。
個人的には子どもの頃に親しんだ絵本作家の立原えりか先生がお亡くなりになったことは、とてもショックでした。
映画のまとめでも語りましたが、戦後80年。今年は昭和に換算すると100年になる年。
時代を十分に生ききり、素晴らしい作品を遺して逝かれた方が多く、拍手でお見送りしたいと思います。
(敬称略)
- デヴィッド・リンチ(監督「エレファント・マン」「デューン/砂の惑星」「マルホランド・ドライブ」カルトの帝王逝く)
- 上田正治(黒澤明作品の撮影監督。本年公開された「雪の花」が遺作)
- 下條 アトム(数多くの映画、ドラマに出演され、昨年の『八犬伝』にも。エディ・マーフィの声優としても有名。ちびまる子ちゃんのヒデじいも…)
- バービィー・スー(台湾版「花男」の牧野つくしだったんですよね…)
- ジーン・ハックマン(2度のアカデミー賞受賞。アメリカの名優)
- いしだ あゆみ(若き時代は「ブルー・ライト・ヨコハマ」に代表されるヒット曲を飛ばし、壮年期は生真面目さと色気のギャップで女優として大成し、近年は老人も演じておられました)
- 篠田正浩(監督の『スパイ・ゾルゲ』が本当に好きでした)
- ヴァル・キルマー(『ウィロー』マッドマーティガンが好きすぎて映画館に通ったのは懐かしい思い出です…)
- 山口崇(6本の大河ドラマに出演)
- 大宮エリー(『デカ 黒川鈴木』みたいな深夜ドラマが大好きだったな。49歳。早すぎます!)
- 露口茂(山さんっっ!ボスと七曲署のみんなと会えたかな……)
- ロバート・ベントン(『クレイマー、クレイマー』監督)
- 斎藤 歩(つい最近までドラマや映画で活躍されていたのに…。名バイプレイヤー)
- 藤村 志保(『風林火山』の寿桂尼さま、大好きでしたよ)
- ジェームス三木(脚本を書かれた『独眼竜政宗』は2025年時点で大河ドラマ歴代視聴率ベスト)
- 栗山 富夫(『釣りバカ日誌』10までの監督)
- 中山麻理(『サインはV』!!)
- 遠野なぎこ(45歳、早すぎる…)
- 上條恒彦(『やすらぎの郷』からまた一人……)
- テレンス・スタンプ(SW ヴァローラム議長…)
- 土師孝也(日本のスネイプ先生)
- ロバート・レッドフォード(監督作が本当に好き。『普通の人々』『クイズ・ショウ』『声をかくす人』名作)
- ダイアン・キートン(アカデミー始め数々の賞を受賞。アメリカの名優)
- 髙橋智子
- 田口精一
- ビョルン・アンドレセン(『世界で一番美しい少年』)
- 仲代達矢(昭和から令和に至るまで生涯現役を貫いた名優)
- ウド・キアー(『悪魔のはらわた』ホラー映画の怪優)
- 西村知道(安西先生!!)
- 原田眞人(『クライマーズ・ハイ』『あさま山荘事件』『駆込み女と駆出し男』好きな作品がいっぱい)
- ロブ・ライナー(名作『スタンド・バイ・ミー』監督。亡くなり方まで映画のようで…)
- 内館牧子(『週末婚』などドロドロした大人の恋愛ドラマが多くて……面白かったです。いつも次作を期待していた)
ありがとうございました。安らかに。
2026年は、『劇場版 緊急取調室』が1本目になるのではないかと思います。
レビューはほぼ書けておりませんが、来年もよろしくお願いいたします。



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