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	『パール・ハーバー』ご都合と変な日本描写… へのコメント	</title>
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	<description>映画批評・レビューブログ</description>
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		<title>
		オーウェン より		</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オーウェン]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 06 Nov 2023 22:50:29 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[幼馴染みのレイフとダニーは、優秀なパイロット。
しかしレイフは、美しい看護婦の恋人イブリンと、親友のダニーを残して英国戦線へ志願する。

ダニーとイブリンは、ハワイへ転属となる。
そして、レイフの訃報、イブリンに惹かれていくダニー。
苛酷で皮肉な運命に翻弄される三人。
そして、そこには日本軍の壮絶な奇襲攻撃が、目の前に迫っていた--------。

どこかで見たような画面のオンパレードは、まるでパロディとしか言いようがない。
映画の前半から、チンケな三角関係のメロドラマが、冗漫にだらだらと続く。

最新のCG技術を駆使して作られた戦闘シーンは、さすがに迫力があり、かなりの時間を割いて描かれるが、真珠湾攻撃が終わってからが、また長い。

男同士の友情や、引き裂かれる恋人、更に苛酷な運命に試されるかのような愛の選択、そして愛国心や命を賭けた闘いと、泣きの要素がてんこ盛り。
総製作費用は、200億円と、こちらも桁違いだ。

歴史的に誤った描写は、数知れず。
真珠湾攻撃は、最近の検証では、アメリカ側は既に情報を入手していたというのが、定説になりつつあるが、この事は、まあ目をつぶろう。

しかし、真珠湾攻撃の司令官が、本当は南雲忠一中将なのに、山本五十六になっていたり、零戦が史実に反して、陸軍病院を襲撃したり、とても時代考証がなされたとは思えない。

日本軍が一国の命運を賭けて行う作戦会議は、隣りで子供が凧上げをしているような野原で、オープンに行なわれているし、迫力の零戦も、真珠湾攻撃当初は、機体は灰色だったはずで、濃緑色に塗られたのは、日本の敗戦が色濃くなった、大戦の後半から。

映画で完璧な時代考証を再現しろとは言わないが、日本とアメリカでセリフを変えて上映したり、わざわざ、時代考証はしたが、これはエンターテインメントだと言い割れするところが、ムシが好かない。

最悪なのは、看護婦のイブリンのキャラクターだ。
イブリンは初めはレイフを愛し、彼の死を知って、親友のダニーに惹かれる。

レイフが戻ると、「私はダニーを愛しているけど、心はあなたのもの」。
何なんだ、これは?!
確かにのっぴきならない状況だし、戦争という非常事態でもある。

死んだと思った彼が戻るのも悲劇だし、幸せを求める権利は、確かに彼女にもある。
だが、超大作の悲劇のヒロインとして取るべき行動ではないのだ。

彼女がヤケになってダニーと結ばれたり、逆に本気でダニーに惚れたならまだしも、煮え切らない態度が、我々観る者の反感を買うのだ。
もう少しスジってものがあってもいいんじゃないのか。

だいたい、奇襲攻撃を受けて、病院に駆けつけるのに、ばっちりメイクをしているなんて。
戦争は、若者達の愛さえも引き裂いた、などと判り切ったことを今更やるのなら、登場人物のキャラも王道にするべきだ。

日本では色々と批判されながらも、ヒットしたというこの作品。
本国アメリカでは、観客が入らず、不評だったそうだ。
いくら時刻を賛美しても、映画としての質が悪ければ、それも当然だろう。
こういう映画を、大々的に宣伝して配給してしまう、日本の映画産業のあり方に、疑問を感じずにはいられない。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>幼馴染みのレイフとダニーは、優秀なパイロット。<br />
しかしレイフは、美しい看護婦の恋人イブリンと、親友のダニーを残して英国戦線へ志願する。</p>
<p>ダニーとイブリンは、ハワイへ転属となる。<br />
そして、レイフの訃報、イブリンに惹かれていくダニー。<br />
苛酷で皮肉な運命に翻弄される三人。<br />
そして、そこには日本軍の壮絶な奇襲攻撃が、目の前に迫っていた&#8212;&#8212;&#8211;。</p>
<p>どこかで見たような画面のオンパレードは、まるでパロディとしか言いようがない。<br />
映画の前半から、チンケな三角関係のメロドラマが、冗漫にだらだらと続く。</p>
<p>最新のCG技術を駆使して作られた戦闘シーンは、さすがに迫力があり、かなりの時間を割いて描かれるが、真珠湾攻撃が終わってからが、また長い。</p>
<p>男同士の友情や、引き裂かれる恋人、更に苛酷な運命に試されるかのような愛の選択、そして愛国心や命を賭けた闘いと、泣きの要素がてんこ盛り。<br />
総製作費用は、200億円と、こちらも桁違いだ。</p>
<p>歴史的に誤った描写は、数知れず。<br />
真珠湾攻撃は、最近の検証では、アメリカ側は既に情報を入手していたというのが、定説になりつつあるが、この事は、まあ目をつぶろう。</p>
<p>しかし、真珠湾攻撃の司令官が、本当は南雲忠一中将なのに、山本五十六になっていたり、零戦が史実に反して、陸軍病院を襲撃したり、とても時代考証がなされたとは思えない。</p>
<p>日本軍が一国の命運を賭けて行う作戦会議は、隣りで子供が凧上げをしているような野原で、オープンに行なわれているし、迫力の零戦も、真珠湾攻撃当初は、機体は灰色だったはずで、濃緑色に塗られたのは、日本の敗戦が色濃くなった、大戦の後半から。</p>
<p>映画で完璧な時代考証を再現しろとは言わないが、日本とアメリカでセリフを変えて上映したり、わざわざ、時代考証はしたが、これはエンターテインメントだと言い割れするところが、ムシが好かない。</p>
<p>最悪なのは、看護婦のイブリンのキャラクターだ。<br />
イブリンは初めはレイフを愛し、彼の死を知って、親友のダニーに惹かれる。</p>
<p>レイフが戻ると、「私はダニーを愛しているけど、心はあなたのもの」。<br />
何なんだ、これは?!<br />
確かにのっぴきならない状況だし、戦争という非常事態でもある。</p>
<p>死んだと思った彼が戻るのも悲劇だし、幸せを求める権利は、確かに彼女にもある。<br />
だが、超大作の悲劇のヒロインとして取るべき行動ではないのだ。</p>
<p>彼女がヤケになってダニーと結ばれたり、逆に本気でダニーに惚れたならまだしも、煮え切らない態度が、我々観る者の反感を買うのだ。<br />
もう少しスジってものがあってもいいんじゃないのか。</p>
<p>だいたい、奇襲攻撃を受けて、病院に駆けつけるのに、ばっちりメイクをしているなんて。<br />
戦争は、若者達の愛さえも引き裂いた、などと判り切ったことを今更やるのなら、登場人物のキャラも王道にするべきだ。</p>
<p>日本では色々と批判されながらも、ヒットしたというこの作品。<br />
本国アメリカでは、観客が入らず、不評だったそうだ。<br />
いくら時刻を賛美しても、映画としての質が悪ければ、それも当然だろう。<br />
こういう映画を、大々的に宣伝して配給してしまう、日本の映画産業のあり方に、疑問を感じずにはいられない。</p>
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