【愛の流刑地】 不倫ってこんなモンでいいの?

愛の流刑地 感想

原題 : ~ 愛の流刑地 ~

作品情報

監督・キャスト

監督:  鶴橋康夫
出演:  豊川悦司、寺島しのぶ、長谷川京子、仲村トオル、佐藤浩市、陣内孝則、浅田美代子、佐々木蔵之介、貫地谷しほり、松重豊、本田博太郎、余貴美子、六平直政、木下ほうか、阿藤快、中村靖日、森本レオ、品川徹、高島礼子、富司純子、津川雅彦

日本公開日

公開: 2007年1月13日

レビュー

☆☆☆

劇場観賞: 2007年1月17日

殺してください。

女は言った。

今、この幸せの絶頂で死にたい。
そして、男は、女の首に手を掛ける。

この記事は2009年に楽天ブログからインポートしてきた過去記事なのでネタバレを含む短観です。また、コメントはお引っ越し出来ましたが、トラックバックは引っ越せませんでした

あらすじ

ベストセラー作家・渡辺淳一が、男と女の根源的な相違をテーマに深遠な愛を描き、日本中に「愛ルケ」現象を巻き起こし、大きな話題となった恋愛小説の映画化。情事の果てに女性を絞殺した男が逮捕された。男はかつて、恋愛小説の旗手として注目された作家だった。「愛しているから殺した」。男はどこまで女を愛せたのか。女はどこまで男を愛したのか―事件を担当する女性検事は、男の言葉に困惑しながらも真相を探っていく……(Amazon Prime Videoより引用)

愛の流刑地 「気持ち悪い……」とかいう感想ですいません

「失楽園」が社会現象にまでなった、渡辺淳一原作の文学的映画。。。らしい。

「失楽園」はテレビ放映で見た。連続ドラマも見た。全く理解できなかった。

結局、ヤリまくってるだけじゃん。。。

何で見に行ったのかというと、友達がトヨエツを見たがったからです。でも、友達も後悔していました。

原作は読んでいない、というか、渡辺淳一自体、一冊も読んだ事がない。「失楽園」をテレビで見た時点で、もうこの作家の本は読まなくてもいい、と思った。

何か勘違いしてないか?
これは、男の、というか、おじさんの願望その物。。。なのかな。

どうも、この作家の頭の中では愛=性行為らしい。

そして、最高の相手を見つけた時が人生最高の時で、 その時に死ねるのが一番の幸せ。。。。と思っているらしい。

っていうか、女はそういう物だと思っているらしい。

この愛の流刑地で確信しました。

あ、この作家、やっぱそういう人なんだ。

「失楽園」で思いっきり萎えたので、この映画もどういう映画かは大よそ見当がついていたけれども、予告で裁判のシーンがあったので、もしかしたら裁判のシーンが見応えあるかも?などと思ってしまったのが間違いだった

私は選ばれた殺人者なのです。

と、菊治はいう。

私が記者として、あの裁判を見たとしたら「色きちがいの勘違い殺人」という見出しにするよ。ダンナが可哀想である~ダンナに謝れ~

不倫をまるっきり否定する事はしません。好きになってしまう物は仕方ない。人の気持ちは止める事はできない。

でも、愛って、もっと精神的な物だと私は思いたい。

ヤリまくって快楽の絶頂に連れて行って貰う事が「男に溺れる事」だとは私は思いたくないのである。

青いですか


受信場として使用していたSeesaaのトラックバック機能終了に伴い、トラックバックの受け付けは終了させていただきました。(今後のTBについて)

★★邦画・あ行日本映画

 

いいねする
ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング・にほんブログ村へ
シェアする
フォローする
   
スポンサーリンク
この記事を書いた人
icon

奈可久う子(くう)

◆ドラマ・映画 エンタメ系ライター&ブロガー。◆ハウツーサイトやリクルート・キュレーションサイトなどで映画紹介のライターしておりました。(お仕事はいつでも有り難くお受けします)

◆映画の評点はあくまでも私感です。(平均が2.5で1と5は滅多に付けていません)

◆戦争とホロコーストテーマの作品観賞がライフワーク。

◆レビューは上半部はネタバレなし感想、下部は観了した方と感想を共有できるように書いています。(古い記事は簡単感想です。時間のある時にリライトしています)

◆姉妹ブログ「ドラマ@見とり八段」

comment

  1. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >渡辺淳一といい、日経の読者といい、
    >まだ自由恋愛ができない時代だったから
    >恋愛に対して余計に憧れや思い入れが強くて、
    >結果、ああいったステレオタイプの小説が出来、喜ばれるのだと思います。
    そうなんでしょうか。。。
    実際、ヒットした小説なんでしょうか。
    でも、年配の女性がいっぱい見に来ていたからファンなのかなぁ。。。
    私には理解できない心理でした(-_-;)

  2. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    激しくレスが遅れて申し訳ないです(>_<)
    >愛の行き着く先の死・殺人。
    >男の気持ちはわからなくもないけど・・・
    >女の気持ちのほうが、難しくてわからんワイ・・・でした。
    あれは男の側から見た、都合の良い女の解釈ですね。
    女心はあんなモンじゃないと思います。
    ああ言う人もいるのかなぁ。。。その方が疑問です(-_-;)

  3. haruberi より:

    SECRET: 0
    PASS:
    渡辺淳一といい、日経の読者といい、
    まだ自由恋愛ができない時代だったから
    恋愛に対して余計に憧れや思い入れが強くて、
    結果、ああいったステレオタイプの小説が出来、喜ばれるのだと思います。
    反対に今は昔よりずっと自由だから、むしろ法律とか契約とかを持ち出すようになるんでしょうね。
    契約違反がどうのとか言われると、それはそれでなんだかなぁ、、って思いますが、
    まぁ、どっちもどっちか。

  4. ひらりん より:

    SECRET: 0
    PASS:
    愛の行き着く先の死・殺人。
    男の気持ちはわからなくもないけど・・・
    女の気持ちのほうが、難しくてわからんワイ・・・でした。
    菊治の娘の「お父さんはそそのかされただけだよ・・ねっ」というコトバが印象的でした。

  5. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    欲求不満の女がエロ作家にハマる物語でした。。。
    映画の中では、ダンナのどこが悪いのか
    まるっきり描写がなかったですよね。
    だから、ただただ中村トオルが気の毒でした(; ;)

  6. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    いや、本当にね~。。。
    男。。。って言うか、この人の都合好みの女を描いただけですね。
    「もう誰にも触らせない。。。」
    なんて、言うか!?現実の世界の女が(-_-;)
    これが世間に受ける理由が私には解りませんわ~!

  7. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    元はお医者さんなんだ。。。(-_-;)
    それにしては、全く命の大切さが解っていない人ですね。
    快楽のために人殺しですか。。。いただけません。

  8. なぎさ より:

    SECRET: 0
    PASS:
    そもそも冬香という女性は、初対面から好きな作家に会って、こうなることを望んでいたようでしたよね。
    こんなのが究極の愛とかって言われても納得できないです。
    渡辺淳一の世界って、やっぱりポルノなんですねぇ。

  9. SETSUNA より:

    SECRET: 0
    PASS:
    会社で日本経済新聞を読んでいたので連載中の原作を
    目にする機会がありました
    日経ってほとんどの読者が男性だと思うけど、この小説は
    私の感覚ではスポーツ紙のエロ紙面と一緒
    結局男性にとって都合の良い女性像を書いただけで、
    こういうモノが新聞というメディアに堂々と掲載されて
    いることに不快感を覚えました
    映画? 論外ですわ~

  10. SECRET: 0
    PASS:
    私は失楽園も観ていないです(^^;
    一体どんなものになっているのか、興味がないわけじゃないけど…
    渡辺淳一…もともとはお医者さんですよね。
    学生時代には彼の医学的な知識が散りばめられた「純文学」作品を読んだことがありますが、いつの頃からか「エロじじい」(失礼!汗)みたいな色が濃くなってきて、本もまったく読まなくなりました。
    作品を賞賛する周りの責任もあるのでしょうね。
    とても残念です。

  11. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    1位なんですか(?_?)
    ああ、先週公開の物が、これしか無かったからじゃないでしょうか。
    今週は話題作が3作始まりますから、たちまち落ちると思いますよ~。
    >男一人で鑑賞って、いましたか?
    観客は、ほぼ全員「とっても年配」な女の方でした。
    ま、レディスディだったと言うのもありますが。。。
    男の人、いなかったです(^_^;)

  12. みっしゅ。 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    こんばんは。
    今週は1位みたいですね。
    話題性ありますからね~。(^_^;)
    しかし、なんか恥かしくて脚が劇場に向かいないのですよ。(>_<)
    男一人で鑑賞って、いましたか?

  13. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    もう原作も読む気になれないよ。。。(-_-;)
    恋愛において男が求める物と女が求める物は
    違うって事なのかなぁ。
    平井堅の主題歌は良かったよ♪

  14. SECRET: 0
    PASS:
    何が読みたいでもなく、図書館で本を探していたときに『失楽園』が目に留まりました。
    そういうこと言えば話題になったんだよな。
    借りてきて初めの頃を読んでいるうちに眠くなってしまい、なかなか先に行かないまま返却日が・・・・・
    結局佳境に成る前までしか読めなかった。
    私は本が好きで、結構一気に読むほうなんだけどね。
    平井堅の歌はよさそうだけど。。。。。

  15. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    原作もヒドイんですか(?_?)
    。。。菊治の妄想と言うよりも、作者・渡辺淳一の
    妄想でしょうね。。。
    こういう女が好きなんでしょう。
    映画館は、高年齢のおばさまばかりでした。
    後で原作感想、拝見させていただきにまいりますね(^.^)

  16. Eureka22 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    新聞連載中に映画化が発表されたので
    それから読み始めました・・・。
    そのときは役所広司でやるっていってたのに
    連載終了後に正式に発表になったときは
    トヨエツ&寺島コンビだったんですよね。
    小説は最悪というか、評価つけられないぐらいひどいです。
    最終話では大爆笑!
    ある意味、映画の方が余計なものをそぎ落とす分
    ちょっとはまともになるかと思いましたが
    やはりダメでしたか・・
    不倫云々以前に、菊爺の妄想があまりに稚拙。
    昨年の5月にこの作品の日記書いてますので
    良かったらどうぞ。

  17. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    原作では殺してしまうまでの精神的葛藤がもっとあるのかも
    知れませんが、映画ではとにかく快楽中心なストーリーでした。
    これは恋じゃないな。。。と思いました。
    恋は、もっと清いものであってほしい。。。と思う私であります。

  18. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    結婚してたって人を好きになってしまうのは仕方ない。。。
    と私は思いますよ(^^;)
    捨てたんだ(^_^;)
    別にそこまでしなくても。。。
    原作にはハマってしまうほどの何かがあるんですかね~。
    映画の方は「あのシーン」ばっかでしたよ。萎えます~(-_-;)

  19. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    殺されたと言うより、「殺してくれ」と言われて
    その通りにしたって内容なんですけどね。
    そう言うまでの描写が薄いです。
    原作では違うのかも知れませんが、あれで殺してくれとか
    殺してしまうと言うのが解らないです(>_<)

  20. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    結婚していても、誰か好きになってしまうのは仕方ない、
    と思うのですが、アレが全てみたいな描写はどうよ?って感じです。
    アレが全てな恋なんてしたくないよ(>_<)

  21. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    ドロドロって言うか。。。
    R15指定だけどさ~ポルノだよ、まるっきり。。。
    裁判に期待して行ったんだけど、面白くなかった(>_<)
    裁判は、土曜から始まる「ぼくはやっていない」に期待する~。

  22. SECRET: 0
    PASS:
    愛の為に人を殺すなんて許されるはずがない。人の命と肉欲が対等のはずがない。
    やって良い事と悪い事、「駄目なものは駄目」、会津藩の教えのように「ならぬものはならぬ」ことがあるのを、最近のドラマは否定しているように思います。

  23. okadai君 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    心を入れ替えた私は、渡辺淳一の本を全て捨てました。いまは、もうあの頃を思い出すだけで恥ずかしいです。すっかり悔い改めております。

  24. okadai君 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    わたし渡辺作品をあさっていた頃があるんです。(映画「化身」たしか黒木瞳さんの映画デビュー作、藤竜也さんが渋くて好きでしたわ。)
    実は若気のいたりで、そのころある方におぼれておりまして、自分と投影していた時代がありました。
    もちろん子供が生まれる前で・・今は心を入れ替えました!!
    ・・・う~~~ん殺されなくてよかったかも。。。

  25. マママゴ より:

    SECRET: 0
    PASS:
    私も彼の作品は、1つも見てません。
    私は活字中毒ぐらい本は読んでますが、彼の作品は読んだ事無いですよ。
    「不倫は文化だ」の某俳優氏と同レベルの作家さんですよね。
    不倫がいけないのではなく(日本の法律上では、いけません)、本来は、秘することを、堂々と恥じらいもない神経がどうか?してますよね?
    相手の夫や妻に悪いと、知りながら、やる不倫なら(これも褒められることではないですが)ともかくーー何?居直ってるの?
    そんなに1人の相手で我慢出来んのなら?最初から「結婚」と言う契約を結ぶなよ。結婚と言うのは、法律上の「契約」なんよね。不倫は契約違反です。
    そんなことも分からんで、「不倫の何処がいけないの?」なんて寝とぼけた事言ってるから、子どもに「14才でセックスして何が悪いの?」と訊かれても、きちんと答えられないのですよね。
    日本の法律では、18歳以下の未婚の子(女性の場合は、16歳で結婚した時点で、大人としてみなされます)は、セックスは禁止されているんですよ。知ってました?
    18歳以下の子のセックスの場合、「不純異性交際」で補導の対象になります。
    又、片一方が、大人の場合、相手が18歳以下の子とのセックスした場合、罪になることは知ってますよね?
    ・・と夜回り先生に教えてもらいました^^
    それと同じように、結婚した両性は、お互いに同居の義務、不要の義務と同等に、貞操の義務も在るのです。
    製作者は、法律をもっと勉強しろ!
    と最近のテレビドラマや映画を見て思います。

  26. OMITA より:

    SECRET: 0
    PASS:
    こんばんは。
    くうさん、観にいったんだ~。
    私は、ドロドロは、好きじゃあないので、パス。
    「大奥」でさえ、二の足踏んでいるんだよねぇ。
    トヨエツと寺島さんの映画なら、
    「やわらかい・・・」(←ごめん、忘れた)とかいう映画の方が、観たかったな。
    妻夫木クンもでていたしさ。
    渡辺さんの作品、昔はもう少しまともだった記憶が・・・
    だんだん純文学から、遠ざかっている?

タイトルとURLをコピーしました