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	<title>
	映画感想@見取り八段 へのコメント	</title>
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	<link>https://www.cinemarev.net</link>
	<description>映画批評・レビューブログ</description>
	<lastBuildDate>Wed, 07 Jan 2026 05:19:42 +0000</lastBuildDate>
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		<title>
		ここなつ より 2025年に見た日本公開映画を全部ベストランキングしてみた へのコメント		</title>
		<link>https://www.cinemarev.net/entry/2025eigabest.html#comment-6405</link>

		<dc:creator><![CDATA[ここなつ]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 07 Jan 2026 05:19:42 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[ご無沙汰しております。
怒涛のベスト拝見しました。順位付けはさぞかし大変だったかと思いますが…
昨年は、「国宝」「教皇選挙」など、ロングランの作品が多くて、映画館で観るのが好きな私にとって嬉しいことでした。最近のロードショー公開のサイクルが短くて、残念に思っていたのですよね。
とはいえ、まだまだそれが許されるのは一部の作品。配信のみの公開も多くなってきましたよね。私は「陪審員2番」は観たい～。でも配信だけ…という状態です。
今後とも引き続きどうぞよろしくお願いします。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>ご無沙汰しております。<br />
怒涛のベスト拝見しました。順位付けはさぞかし大変だったかと思いますが…<br />
昨年は、「国宝」「教皇選挙」など、ロングランの作品が多くて、映画館で観るのが好きな私にとって嬉しいことでした。最近のロードショー公開のサイクルが短くて、残念に思っていたのですよね。<br />
とはいえ、まだまだそれが許されるのは一部の作品。配信のみの公開も多くなってきましたよね。私は「陪審員2番」は観たい～。でも配信だけ…という状態です。<br />
今後とも引き続きどうぞよろしくお願いします。</p>
]]></content:encoded>
		
			</item>
		<item>
		<title>
		奈可久う子(くう) より 2024年に見た日本公開映画を全部ベストランキングしてみた へのコメント		</title>
		<link>https://www.cinemarev.net/entry/2024eigabest.html#comment-6404</link>

		<dc:creator><![CDATA[奈可久う子(くう)]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 09 Feb 2025 11:33:47 +0000</pubDate>
		<guid isPermaLink="false">https://www.cinemarev.net/?p=11063#comment-6404</guid>

					<description><![CDATA[&lt;a href=&quot;https://www.cinemarev.net/entry/2024eigabest.html#comment-6403&quot;&gt;ここなつ&lt;/a&gt; への返信。

ここなつさん、こんにちは。
昨年度はこの記事しか書いていないので、年に一度になっちゃいますよね(笑)

放置しすぎてコメントのお返しすらできておりませんでした。本当に申し訳ありませんっ！

＞戦中戦後の実話物

私はライフワークのように見ているのですが、描き方が年々変わってきて興味深いです。


ものすごく今さらですが、今年もよろしくお願い致します。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="https://www.cinemarev.net/entry/2024eigabest.html#comment-6403">ここなつ</a> への返信。</p>
<p>ここなつさん、こんにちは。<br />
昨年度はこの記事しか書いていないので、年に一度になっちゃいますよね(笑)</p>
<p>放置しすぎてコメントのお返しすらできておりませんでした。本当に申し訳ありませんっ！</p>
<p>＞戦中戦後の実話物</p>
<p>私はライフワークのように見ているのですが、描き方が年々変わってきて興味深いです。</p>
<p>ものすごく今さらですが、今年もよろしくお願い致します。</p>
]]></content:encoded>
		
			</item>
		<item>
		<title>
		ここなつ より 2024年に見た日本公開映画を全部ベストランキングしてみた へのコメント		</title>
		<link>https://www.cinemarev.net/entry/2024eigabest.html#comment-6403</link>

		<dc:creator><![CDATA[ここなつ]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 07 Jan 2025 06:51:00 +0000</pubDate>
		<guid isPermaLink="false">https://www.cinemarev.net/?p=11063#comment-6403</guid>

					<description><![CDATA[年に一度のご挨拶～と、いきなりふざけてしまってすみません。今年もよろしくお願いします。
さて、私も年明けにベストを書いてみたのでお邪魔しました。色々と被っているものもあり(そうでないものもあり)、楽しく読ませていただきました。
ひとつ言えるのは、戦中戦後の実話物が多く、それが私にとってはかなり衝撃的だったり印象深かったりした、という感じです。
引き続きよろしくお願いします。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>年に一度のご挨拶～と、いきなりふざけてしまってすみません。今年もよろしくお願いします。<br />
さて、私も年明けにベストを書いてみたのでお邪魔しました。色々と被っているものもあり(そうでないものもあり)、楽しく読ませていただきました。<br />
ひとつ言えるのは、戦中戦後の実話物が多く、それが私にとってはかなり衝撃的だったり印象深かったりした、という感じです。<br />
引き続きよろしくお願いします。</p>
]]></content:encoded>
		
			</item>
		<item>
		<title>
		奈可久う子(くう) より 2023年に見た日本公開映画を全部ベストランキングしてみた へのコメント		</title>
		<link>https://www.cinemarev.net/entry/2023eigabest.html#comment-6402</link>

		<dc:creator><![CDATA[奈可久う子(くう)]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 07 Jan 2024 05:46:04 +0000</pubDate>
		<guid isPermaLink="false">https://www.cinemarev.net/?p=10961#comment-6402</guid>

					<description><![CDATA[ここなつさん、こんにちは。

拝見いたしましたが、ほんとに被りがありませんでしたね(笑)


『イニシェリン島の精霊』は非常に印象深い悪夢のような作品でした。好きです。


今年もよろしくお願い致します。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>ここなつさん、こんにちは。</p>
<p>拝見いたしましたが、ほんとに被りがありませんでしたね(笑)</p>
<p>『イニシェリン島の精霊』は非常に印象深い悪夢のような作品でした。好きです。</p>
<p>今年もよろしくお願い致します。</p>
]]></content:encoded>
		
			</item>
		<item>
		<title>
		ここなつ より 2023年に見た日本公開映画を全部ベストランキングしてみた へのコメント		</title>
		<link>https://www.cinemarev.net/entry/2023eigabest.html#comment-6401</link>

		<dc:creator><![CDATA[ここなつ]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 06 Jan 2024 13:27:53 +0000</pubDate>
		<guid isPermaLink="false">https://www.cinemarev.net/?p=10961#comment-6401</guid>

					<description><![CDATA[こんにちは。
拝見させていただきました。私が選んだものとベスト10は見事にひとつも被りがありませんでしたが、それもまた映画の面白いところですよね。
個人的には、2023年は「これは！！！」と飛びつくような作品が少なかったように思います。
特にアジア映画が(私には)不作でした。

どうぞ今年もよろしくお願いします。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>こんにちは。<br />
拝見させていただきました。私が選んだものとベスト10は見事にひとつも被りがありませんでしたが、それもまた映画の面白いところですよね。<br />
個人的には、2023年は「これは！！！」と飛びつくような作品が少なかったように思います。<br />
特にアジア映画が(私には)不作でした。</p>
<p>どうぞ今年もよろしくお願いします。</p>
]]></content:encoded>
		
			</item>
		<item>
		<title>
		奈可久う子(くう) より 2023年に見た日本公開映画を全部ベストランキングしてみた へのコメント		</title>
		<link>https://www.cinemarev.net/entry/2023eigabest.html#comment-6400</link>

		<dc:creator><![CDATA[奈可久う子(くう)]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 03 Jan 2024 11:33:50 +0000</pubDate>
		<guid isPermaLink="false">https://www.cinemarev.net/?p=10961#comment-6400</guid>

					<description><![CDATA[onscreenさん、こんにちは。

拝見させていただきましたが、10位以内、『TAR』と『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』と2作被ってましたね^^

私も参考にさせていただきます。

今年もよろしくお願い致します。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>onscreenさん、こんにちは。</p>
<p>拝見させていただきましたが、10位以内、『TAR』と『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』と2作被ってましたね^^</p>
<p>私も参考にさせていただきます。</p>
<p>今年もよろしくお願い致します。</p>
]]></content:encoded>
		
			</item>
		<item>
		<title>
		onscreen より 2023年に見た日本公開映画を全部ベストランキングしてみた へのコメント		</title>
		<link>https://www.cinemarev.net/entry/2023eigabest.html#comment-6399</link>

		<dc:creator><![CDATA[onscreen]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 03 Jan 2024 01:38:00 +0000</pubDate>
		<guid isPermaLink="false">https://www.cinemarev.net/?p=10961#comment-6399</guid>

					<description><![CDATA[１０位以内で被ってるのは１作というのは、逆に今後のお楽しみが増えた！と考えます

ありがとうございます！]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>１０位以内で被ってるのは１作というのは、逆に今後のお楽しみが増えた！と考えます</p>
<p>ありがとうございます！</p>
]]></content:encoded>
		
			</item>
		<item>
		<title>
		オーウェン より 『ロード・オブ・ザ・リング』旅の仲間の始まり へのコメント		</title>
		<link>https://www.cinemarev.net/entry/285701205.html#comment-6397</link>

		<dc:creator><![CDATA[オーウェン]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 09 Nov 2023 00:00:27 +0000</pubDate>
		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemarev.net/entry/285701205-html.html#comment-6397</guid>

					<description><![CDATA[この映画の原作は、現代性を内包しながらもファンタジーに満ち溢れた壮大な物語として、これ以降のアドベンチャー作品に多大な影響を及ぼし、世界中の人々を虜にしてきた、J.R.R.トールキンの「指輪物語」で、それまで映像化は不可能とまで言われた、この不朽の名作に、鬼才ピーター・ジャクソン監督が挑んだ冒険大作だと思います。

観終えての第一印象は、これは完全に、&quot;ロール・プレイング・ゲーム&quot;の世界観だなという事でした。

仲間を加えて旅に出る。所々で、武器やアイテムを手に入れる。
関門ごとに現われる強大な化け物。
この化け物を倒し、ステージをクリアすると、経験値が高まり、成長していく勇者達。

これは、まるっきり「ドラゴンクエスト」と同じ世界感ですが、しかし、よく考えてみると、原作の「指輪物語」が書かれたのは、遥か数十年以上前。
とすれば、模倣したのは「ドラゴンクエスト」の方になりますね。
あらためて、この原作の先見性の素晴らしさに感服します。

いづれにしろ、この映画の圧倒的なスケール感は、原作を最初に読んだ後、映画を観たわけですが、読みながら思い描いていた世界と少々違っていましたが、それでも有無をも言わせずに、強引にねじ伏せてしまうだけのパワーに満ち溢れていたなと感じました。

恐らく、現代の進歩した映画テクノロジーで出来る事のMAXを使い切っているのではないかと思われる程で、とりわけ、遥か昔の中つ国へと我々観る者を誘なう、ビジュアル・デザインの圧倒的な素晴らしさといったら、他に比較するものがないくらいの見事さです。

そして、ロングショットの造形美たるや、例え、何時間観続けても見飽きる事がないくらいの素晴らしさに満ち溢れています。
厳しい大自然の光景はもちろんの事、最初に登場する&quot;ホビット庄&quot;の緑の美しさや、エルフが生息する&quot;裂け谷&quot;の枯れた風景には、本当に目を奪われてしまいました。

これらの数々のシーンは、メルヘン的なムードをそそり、凄絶な旅の物語にあって、緩急をつける効果があったのではないかと思います。

程よいところでドラマの進行の手を休め、複雑な物語の背景を手短かに振り返ってくれるのも、ピーター・ジャクソン監督の丁寧な映画作劇法で、有難かったと思います。

それにしても、「旅」という言葉が持つ不思議な力に、ここまで魅了されたのは、本当に久しぶりの映画体験でした。
何か妙に懐かしい感じがして、心地良く童心に戻る事が出来たように思います。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>この映画の原作は、現代性を内包しながらもファンタジーに満ち溢れた壮大な物語として、これ以降のアドベンチャー作品に多大な影響を及ぼし、世界中の人々を虜にしてきた、J.R.R.トールキンの「指輪物語」で、それまで映像化は不可能とまで言われた、この不朽の名作に、鬼才ピーター・ジャクソン監督が挑んだ冒険大作だと思います。</p>
<p>観終えての第一印象は、これは完全に、&#8221;ロール・プレイング・ゲーム&#8221;の世界観だなという事でした。</p>
<p>仲間を加えて旅に出る。所々で、武器やアイテムを手に入れる。<br />
関門ごとに現われる強大な化け物。<br />
この化け物を倒し、ステージをクリアすると、経験値が高まり、成長していく勇者達。</p>
<p>これは、まるっきり「ドラゴンクエスト」と同じ世界感ですが、しかし、よく考えてみると、原作の「指輪物語」が書かれたのは、遥か数十年以上前。<br />
とすれば、模倣したのは「ドラゴンクエスト」の方になりますね。<br />
あらためて、この原作の先見性の素晴らしさに感服します。</p>
<p>いづれにしろ、この映画の圧倒的なスケール感は、原作を最初に読んだ後、映画を観たわけですが、読みながら思い描いていた世界と少々違っていましたが、それでも有無をも言わせずに、強引にねじ伏せてしまうだけのパワーに満ち溢れていたなと感じました。</p>
<p>恐らく、現代の進歩した映画テクノロジーで出来る事のMAXを使い切っているのではないかと思われる程で、とりわけ、遥か昔の中つ国へと我々観る者を誘なう、ビジュアル・デザインの圧倒的な素晴らしさといったら、他に比較するものがないくらいの見事さです。</p>
<p>そして、ロングショットの造形美たるや、例え、何時間観続けても見飽きる事がないくらいの素晴らしさに満ち溢れています。<br />
厳しい大自然の光景はもちろんの事、最初に登場する&#8221;ホビット庄&#8221;の緑の美しさや、エルフが生息する&#8221;裂け谷&#8221;の枯れた風景には、本当に目を奪われてしまいました。</p>
<p>これらの数々のシーンは、メルヘン的なムードをそそり、凄絶な旅の物語にあって、緩急をつける効果があったのではないかと思います。</p>
<p>程よいところでドラマの進行の手を休め、複雑な物語の背景を手短かに振り返ってくれるのも、ピーター・ジャクソン監督の丁寧な映画作劇法で、有難かったと思います。</p>
<p>それにしても、「旅」という言葉が持つ不思議な力に、ここまで魅了されたのは、本当に久しぶりの映画体験でした。<br />
何か妙に懐かしい感じがして、心地良く童心に戻る事が出来たように思います。</p>
]]></content:encoded>
		
			</item>
		<item>
		<title>
		オーウェン より 『ギャング・オブ・ニューヨーク』ニューヨークの歴史？ただのラブストーリー？ へのコメント		</title>
		<link>https://www.cinemarev.net/entry/285701259.html#comment-6396</link>

		<dc:creator><![CDATA[オーウェン]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 06 Nov 2023 23:06:27 +0000</pubDate>
		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemarev.net/entry/285701259-html.html#comment-6396</guid>

					<description><![CDATA[19世紀半ばのニューヨーク。
アメリカ生まれの住民の組織&quot;ネイティブ・アメリカンズ&quot;と、アイルランド移民の組織&quot;デッド・ラビッツ&quot;が激しく対立していた。

この映画は、アメリカ原住民を率いるビル・ザ・ブッチャー(ダニエル・デイ・ルイス)と、彼に殺された父の復讐に燃えるアイルランド移民のアムステルダム・ヴァロン(レオナルド・ディカプリオ)の抗争と生き様を綴った一大叙事詩だと思います。

構想30年、製作期間270日、総製作費270億円以上と言われるこの映画は、ニューヨークに生まれ育った巨匠マーテイン・スコセッシ監督による、渾身の歴史絵巻だ。

CGに頼ることなく再現された大規模なセット、丁寧に作り込まれた衣装など、正確な時代考証に基づいた世界観が、この映画のビジュアルに厚みを与えていると思います。

この見事な視覚効果の甲斐あって、猥雑とした黎明期のアメリカに目が釘付けにされ、2時間40分の長尺もさほど気にならない。

ただ混沌(カオス)に満ちた時代設定とは裏腹に、明解すぎるストーリーラインを敷いたことで、ボリューム満点の映像世界に匹敵するだけの分厚いドラマが、映画の中で展開されていないように見えるのです。

ともすれば、後半などは、史実を追いかけていくだけの散漫なドラなに見えてしまうんですね。
しかし、これはマーティン・スコセッシ監督の本意ではないと思いますね。

この映画は、人間の歴史は、破壊を繰り返すことで創造されてきたという歴史観に支えられていると思います。

歴史の大きなうねりの前では、センチメンタリティなんて刹那的な感覚に過ぎないのです。
マーテイン・スコセッシ監督は、そんなことを言おうとしているのだと思います。

ラストの徴兵暴動のシーンが象徴的で、二人の積年の思いが衝突する壮絶な肉弾戦は、大砲という近代兵器によって、あっけなく吹き飛ばされてしまいます。

マーテイン・スコセッシ監督は、この映画について、「これはアメリカの試練の時代と、うら若き国家を描いた物語である。また、全てはニューヨークの王に君臨する姿は、アメリカ民主主義の実験段階が、即ち戦争状態であったことを示している。この高圧的な威容こそが、民主主義のルーツなのである」と語っています。

この映画は、それを礼賛する訳でもなければ、危惧する訳でもない。
純然たる事実として見せつけるんですね。アメリカという国家の本質を。

豪華なキャストの中では、現代の最高の演技派俳優であるダニエル・デイ・ルイスの強烈な個性が突出していましたね。
さすがのレオナルド・ディカプリオも完全に食われてしまった印象ですね。

ダニエル・デイ・ルイスが演じたビル・ザ・ブッチャーは、まさしく狩猟民族の象徴であり、人間の野蛮性の権化だったのだと思いますね。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>19世紀半ばのニューヨーク。<br />
アメリカ生まれの住民の組織&#8221;ネイティブ・アメリカンズ&#8221;と、アイルランド移民の組織&#8221;デッド・ラビッツ&#8221;が激しく対立していた。</p>
<p>この映画は、アメリカ原住民を率いるビル・ザ・ブッチャー(ダニエル・デイ・ルイス)と、彼に殺された父の復讐に燃えるアイルランド移民のアムステルダム・ヴァロン(レオナルド・ディカプリオ)の抗争と生き様を綴った一大叙事詩だと思います。</p>
<p>構想30年、製作期間270日、総製作費270億円以上と言われるこの映画は、ニューヨークに生まれ育った巨匠マーテイン・スコセッシ監督による、渾身の歴史絵巻だ。</p>
<p>CGに頼ることなく再現された大規模なセット、丁寧に作り込まれた衣装など、正確な時代考証に基づいた世界観が、この映画のビジュアルに厚みを与えていると思います。</p>
<p>この見事な視覚効果の甲斐あって、猥雑とした黎明期のアメリカに目が釘付けにされ、2時間40分の長尺もさほど気にならない。</p>
<p>ただ混沌(カオス)に満ちた時代設定とは裏腹に、明解すぎるストーリーラインを敷いたことで、ボリューム満点の映像世界に匹敵するだけの分厚いドラマが、映画の中で展開されていないように見えるのです。</p>
<p>ともすれば、後半などは、史実を追いかけていくだけの散漫なドラなに見えてしまうんですね。<br />
しかし、これはマーティン・スコセッシ監督の本意ではないと思いますね。</p>
<p>この映画は、人間の歴史は、破壊を繰り返すことで創造されてきたという歴史観に支えられていると思います。</p>
<p>歴史の大きなうねりの前では、センチメンタリティなんて刹那的な感覚に過ぎないのです。<br />
マーテイン・スコセッシ監督は、そんなことを言おうとしているのだと思います。</p>
<p>ラストの徴兵暴動のシーンが象徴的で、二人の積年の思いが衝突する壮絶な肉弾戦は、大砲という近代兵器によって、あっけなく吹き飛ばされてしまいます。</p>
<p>マーテイン・スコセッシ監督は、この映画について、「これはアメリカの試練の時代と、うら若き国家を描いた物語である。また、全てはニューヨークの王に君臨する姿は、アメリカ民主主義の実験段階が、即ち戦争状態であったことを示している。この高圧的な威容こそが、民主主義のルーツなのである」と語っています。</p>
<p>この映画は、それを礼賛する訳でもなければ、危惧する訳でもない。<br />
純然たる事実として見せつけるんですね。アメリカという国家の本質を。</p>
<p>豪華なキャストの中では、現代の最高の演技派俳優であるダニエル・デイ・ルイスの強烈な個性が突出していましたね。<br />
さすがのレオナルド・ディカプリオも完全に食われてしまった印象ですね。</p>
<p>ダニエル・デイ・ルイスが演じたビル・ザ・ブッチャーは、まさしく狩猟民族の象徴であり、人間の野蛮性の権化だったのだと思いますね。</p>
]]></content:encoded>
		
			</item>
		<item>
		<title>
		オーウェン より 『ミスティック・リバー』記憶の中の犯人 へのコメント		</title>
		<link>https://www.cinemarev.net/entry/285701356.html#comment-6395</link>

		<dc:creator><![CDATA[オーウェン]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 06 Nov 2023 22:56:17 +0000</pubDate>
		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemarev.net/entry/285701356-html.html#comment-6395</guid>

					<description><![CDATA[この映画「ミスティック・リバー」は、今後、クリント・イーストウッド監督のキャリアにおける最高傑作の一つにして、最大の問題作という評価を受ける作品だと思う。

この映画の舞台は、ボストンのイースト・バッキンガムというブルーカラー地区。
ここで生まれ育った三人の幼馴染の少年たちが、忌まわしい誘拐事件を経験する。

三人の内の一人、デイブ(ティム・ロビンス)だけが誘拐され、残された二人のジミー(ショーン・ペン)とショーン(ケヴィン・ベーコン)は、なす術もなく、それを見送った。

それから25年経ったある日、若い娘の陰惨な殺人事件が発生する。
娘の父親は雑貨店主のジミー、事件を捜査するのは刑事のショーン、そして、容疑者としてデイブが浮かび上がる。
奇妙な運命の糸にたぐり寄せられるように、再会する三人。

時を隔てた悲劇が、人間の絆の強さと脆さをあぶり出していく。
この映画は、その繊細な人間模様を丹念に綴ったヒューマン・ミステリーの秀作だと思う。

それにしても、この寒々として、余りに救いのない人間絵巻はどうだろう。
登場人物たちは、愚かで不条理な所業の数々を繰り返す。

確かに、愛娘ケイティ(エミー・ロッサム)を殺されたジミーの愛憎が、このドラマの中核にはなっている。

ところが、登場人物たちの行動たるや、一見しただけでは目をそむけたくなるような事ばかり。
デイブの妻セレステ(マーシャ・ゲイ・ハーデン)が、ジミーに対して、夫が犯人であるかも知れないと打ち明けてしまう場面。

そして、ジミーがデイブを射殺する場面などは、その悲劇性を考えると、最たる例だと言える。
この映画は、観ている者が共感を抱こうとするのを、まるで拒んでいるかのようだ。

そもそも、この物語には、25年という長い空白がある。
あのような忌まわしい出来事を体験した後、三人がどんな関係で、どんな生活を送ったのか、事細かに描かれる事はない。

つまり、かなり行間の多い映画なのだ。
それだけに、再会後に彼らが交わす会話の一つ一つから、彼らの25年間を読み取っていく過程は興味深くもあり、スリリングでさえある。

そして、このスリリングさが、この映画のミステリーという基本要素と実にうまくマッチングしていると思う。

とにかく、見事な脚本ですね。
そして、行間を埋め、ドラマに深い奥行きを与えてくれたショーン・ペンの憤怒、ティム・ロビンスの苦悩、ケヴィン・ベーコンの寡黙の演技には、惜しみない拍手を贈りたいと思う。

そして、演出に徹したクリント・イーストウッド監督は、絶妙の配役で、この映画を特別のものにしていると思う。

このドラマを通じて明らかになるのは、少年期の事件以降、彼らが互いに距離を置いていたという事。
心に深い傷を負ったまま、大人になったという事。
そして、思わぬ再会を経て、戸惑いを感じながらも、距離を縮めていったという事だ。

必要以上に会ったり、言葉を交わしたりする訳ではない。
むしろ、彼らが再び繋がっていったのは、精神的な部分によるものだと思う。
しかも、&quot;喪失感&quot;という負の精神なのだと思う。

デイブが、少年期のトラウマから、ずっと&quot;喪失感&quot;に苛まれてきた一方で、ジミーとショーンは、心に負い目を感じて生きてきたのだ。
そんな時、ジミーがケィティを失った事で生じた&quot;喪失感&quot;が、再びジミーとデイブを結び付けるのだ。

また、ショーンも妻子に家を出て行かれた事で、&quot;喪失感&quot;を抱えている。
彼らは、図らずも&quot;喪失感&quot;を共有できる仲になったのだ。
しかし、再会がさらなる不幸への序章であった事に、この物語の深い哀しみの根っこがあるのだと思う。

しかも、考えれば考えるほど、この再会は避けられない運命の下にあったように思えてきます。
ジミーがケィティを失ったのも、決して偶然ではないような気がする。

セレステがジミーに密告したのも、デイブが自分を犯人だと認めたのも、表面的な恐怖だけが原因ではなく、長く暗い因縁の果てにたどり着いた、余りにも&quot;哀しい必然&quot;なのだ。

ここでの&quot;必然&quot;は、&quot;原罪&quot;と言い換える事ができると思う。この映画にしばしば登場する十字架のモチーフは、物語のテーマが&quot;原罪&quot;である事を象徴していると思う。

&quot;原罪&quot;とはつまり、人間が本来、持っている弱さや愚かさの事だと思う。
自分より強大な力の前に屈せざるを得ない臆病さ、虚勢や怨念に彩られた暴力。

全ては、人間が不完全な生き物である事を示すものであり、不幸にして、それらは悲しき連鎖を生んでしまうものだ。
しかも、半永久的に。

ラストのパレードの場面。ジミーの罪に目をつぶったショーン、街の王様として生き長らえたジミー、父親を失い、抜け殻のようになったデイブの息子、更に、そんな息子に対して呼びかけても応じてもらえない、哀れなセレステが映し出される。

この人間図は、悲しき連鎖が決して終わりを告げていない事を暗示していると思う。

失われた無垢、親子の愛、夫婦の信頼がもつれ合い、その全てを見つめてきたミステイック・リバーでクライマックスが訪れる。

街の住民たちの&quot;心の闇&quot;をひっそりと呑み込み、ミスティック・リバーは今日も流れる。
冷え冷えとした悲しみの色は、決して消える事がない。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>この映画「ミスティック・リバー」は、今後、クリント・イーストウッド監督のキャリアにおける最高傑作の一つにして、最大の問題作という評価を受ける作品だと思う。</p>
<p>この映画の舞台は、ボストンのイースト・バッキンガムというブルーカラー地区。<br />
ここで生まれ育った三人の幼馴染の少年たちが、忌まわしい誘拐事件を経験する。</p>
<p>三人の内の一人、デイブ(ティム・ロビンス)だけが誘拐され、残された二人のジミー(ショーン・ペン)とショーン(ケヴィン・ベーコン)は、なす術もなく、それを見送った。</p>
<p>それから25年経ったある日、若い娘の陰惨な殺人事件が発生する。<br />
娘の父親は雑貨店主のジミー、事件を捜査するのは刑事のショーン、そして、容疑者としてデイブが浮かび上がる。<br />
奇妙な運命の糸にたぐり寄せられるように、再会する三人。</p>
<p>時を隔てた悲劇が、人間の絆の強さと脆さをあぶり出していく。<br />
この映画は、その繊細な人間模様を丹念に綴ったヒューマン・ミステリーの秀作だと思う。</p>
<p>それにしても、この寒々として、余りに救いのない人間絵巻はどうだろう。<br />
登場人物たちは、愚かで不条理な所業の数々を繰り返す。</p>
<p>確かに、愛娘ケイティ(エミー・ロッサム)を殺されたジミーの愛憎が、このドラマの中核にはなっている。</p>
<p>ところが、登場人物たちの行動たるや、一見しただけでは目をそむけたくなるような事ばかり。<br />
デイブの妻セレステ(マーシャ・ゲイ・ハーデン)が、ジミーに対して、夫が犯人であるかも知れないと打ち明けてしまう場面。</p>
<p>そして、ジミーがデイブを射殺する場面などは、その悲劇性を考えると、最たる例だと言える。<br />
この映画は、観ている者が共感を抱こうとするのを、まるで拒んでいるかのようだ。</p>
<p>そもそも、この物語には、25年という長い空白がある。<br />
あのような忌まわしい出来事を体験した後、三人がどんな関係で、どんな生活を送ったのか、事細かに描かれる事はない。</p>
<p>つまり、かなり行間の多い映画なのだ。<br />
それだけに、再会後に彼らが交わす会話の一つ一つから、彼らの25年間を読み取っていく過程は興味深くもあり、スリリングでさえある。</p>
<p>そして、このスリリングさが、この映画のミステリーという基本要素と実にうまくマッチングしていると思う。</p>
<p>とにかく、見事な脚本ですね。<br />
そして、行間を埋め、ドラマに深い奥行きを与えてくれたショーン・ペンの憤怒、ティム・ロビンスの苦悩、ケヴィン・ベーコンの寡黙の演技には、惜しみない拍手を贈りたいと思う。</p>
<p>そして、演出に徹したクリント・イーストウッド監督は、絶妙の配役で、この映画を特別のものにしていると思う。</p>
<p>このドラマを通じて明らかになるのは、少年期の事件以降、彼らが互いに距離を置いていたという事。<br />
心に深い傷を負ったまま、大人になったという事。<br />
そして、思わぬ再会を経て、戸惑いを感じながらも、距離を縮めていったという事だ。</p>
<p>必要以上に会ったり、言葉を交わしたりする訳ではない。<br />
むしろ、彼らが再び繋がっていったのは、精神的な部分によるものだと思う。<br />
しかも、&#8221;喪失感&#8221;という負の精神なのだと思う。</p>
<p>デイブが、少年期のトラウマから、ずっと&#8221;喪失感&#8221;に苛まれてきた一方で、ジミーとショーンは、心に負い目を感じて生きてきたのだ。<br />
そんな時、ジミーがケィティを失った事で生じた&#8221;喪失感&#8221;が、再びジミーとデイブを結び付けるのだ。</p>
<p>また、ショーンも妻子に家を出て行かれた事で、&#8221;喪失感&#8221;を抱えている。<br />
彼らは、図らずも&#8221;喪失感&#8221;を共有できる仲になったのだ。<br />
しかし、再会がさらなる不幸への序章であった事に、この物語の深い哀しみの根っこがあるのだと思う。</p>
<p>しかも、考えれば考えるほど、この再会は避けられない運命の下にあったように思えてきます。<br />
ジミーがケィティを失ったのも、決して偶然ではないような気がする。</p>
<p>セレステがジミーに密告したのも、デイブが自分を犯人だと認めたのも、表面的な恐怖だけが原因ではなく、長く暗い因縁の果てにたどり着いた、余りにも&#8221;哀しい必然&#8221;なのだ。</p>
<p>ここでの&#8221;必然&#8221;は、&#8221;原罪&#8221;と言い換える事ができると思う。この映画にしばしば登場する十字架のモチーフは、物語のテーマが&#8221;原罪&#8221;である事を象徴していると思う。</p>
<p>&#8220;原罪&#8221;とはつまり、人間が本来、持っている弱さや愚かさの事だと思う。<br />
自分より強大な力の前に屈せざるを得ない臆病さ、虚勢や怨念に彩られた暴力。</p>
<p>全ては、人間が不完全な生き物である事を示すものであり、不幸にして、それらは悲しき連鎖を生んでしまうものだ。<br />
しかも、半永久的に。</p>
<p>ラストのパレードの場面。ジミーの罪に目をつぶったショーン、街の王様として生き長らえたジミー、父親を失い、抜け殻のようになったデイブの息子、更に、そんな息子に対して呼びかけても応じてもらえない、哀れなセレステが映し出される。</p>
<p>この人間図は、悲しき連鎖が決して終わりを告げていない事を暗示していると思う。</p>
<p>失われた無垢、親子の愛、夫婦の信頼がもつれ合い、その全てを見つめてきたミステイック・リバーでクライマックスが訪れる。</p>
<p>街の住民たちの&#8221;心の闇&#8221;をひっそりと呑み込み、ミスティック・リバーは今日も流れる。<br />
冷え冷えとした悲しみの色は、決して消える事がない。</p>
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