2023年に見た日本公開映画を全部ベストランキングしてみた

恒例の年間ベスト2023年です。

……と「恒例」とか言っているけれど、今年もほとんどレビューできていません!(笑)

毎度おなじみ、個人的なお話ですが、本年はついにDVDをレンタルするということがなくなりました。たぶん1度もレンタル店に行っていないと思います。

年末はアマプラでちょいちょい見ています。レンタル店をゆっくり回ってカバーを見て借りるというのは結構好きな習慣だったのですが、余裕がなくなったんでしょうね……寂しいです。

劇場での鑑賞本数は例年とあまり変わっていないと思います。

今年も、観たいものを観る。どうしても観る機会がないものは縁のなかったもの。というスタンスは変わらないです。

では。例年の通り自己満足です。

2023年 観た映画ベストランキング

オレ的
2023年に見た日本公開映画を全部ベストランキングしてみた

・順位はあくまでも私感です。

・「2023年に公開されているもの」をベストにしています。なので2022年12月辺りに公開された作品も入っています。

・順位は観賞後すぐにメモ的にレビューを入れている「Filmarks」https://filmarks.com/users/kukucoo の評点を引っ張っています。(しかし順位を決めていく時点でコロコロ変えています……「Filmarks」の評点とはかなり誤差がありますが気にしないで…)

・評点が全体的に低いように見えるかも知れませんが、2.5を平均に考えているので、たぶん、高め?そして1点台と4.1点以上は滅多に付けないように心がけております。ご参考までに。

2023年に劇場公開された作品(私感のベストランキング)

  • バビロン(今年も気持ち悪いほどデイミアン・チャゼルが大好き)
  • エンドロールのつづき(少年の夢は尊い)
  • エンパイア・オブ・ライト(「劇場で映画を観る」幸せを)
  • フェイブルマンズ(スピルバーグを作り上げた家族と血筋)
  • キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(レオさまレオさまを捕える)
  • 怪物(美しいのは少年たち…)
  • TAR/ター(女だろうが男だろうがDVはDV)
  • 雪山の絆(ウルグアイ空軍機571便遭難事故をリアルに描く)
  • 福田村事件(虐殺事件の切っ掛けは常に異常な群衆心理)
  • 非常宣言
  • ケイコ 目を澄ませて
  • コンフィデンシャル:国際共助捜査
  • 極限境界線 救出までの18日間
  • シチリア・サマー
  • SHE SAID/シー・セッド その名を暴け
  • モガディシュ 脱出までの14日間
  • パリタクシー
  • 仕掛人・藤枝梅安2
  • 仕掛人・藤枝梅安
  • バービー
  • 最後まで行く
  • 雄獅少年/ライオン少年
  • 別れる決心
  • 生きる LIVING
  • ヴィレッジ
  • 春に散る
  • PERFECT DAYS
  • ポトフ
  • 正欲
  • ロストケア
  • イニシェリン島の精霊
  • BAD LANDS バッド・ランズ
  • ナポレオン
  • ゴジラ-1.0
  • TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー
  • Winny
  • キングダム 運命の炎
  • マイ・エレメント
  • シャイロックの子供たち
  • フラッグ・デイ 父を想う日
  • 名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊
  • エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
  • 屋根裏のラジャー
  • 渇水
  • 愛にイナズマ
  • インディ・ジョーンズと運命のダイヤル
  • 死霊館のシスター 呪いの秘密
  • オットーという男
  • ヴァチカンのエクソシスト
  • ワース 命の値段
  • 岸辺露伴 ルーヴルへ行く
  • ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
  • 波紋
  • デシベル
  • 湯道
  • ファミリア
  • イチケイのカラス
  • シン・仮面ライダー
  • 零落
  • ミステリと言う勿れ
  • エクソシスト 信じる者
  • こんにちは、母さん
  • 君たちはどう生きるか
  • ウィッシュ
  • 法廷遊戯
  • 翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~
  • ゆとりですがなにか インターナショナル
  • 水は海に向かって流れる
  • M3GAN/ミーガン
  • レジェンド&バタフライ
  • 宇宙人のあいつ
  • 嘘八百 なにわ夢の陣
  • スイート・マイホーム
  • ウォンカとチョコレート工場のはじまり
  • 銀河鉄道の父
  • ナワリヌイ
  • イノセンツ
  • ノートルダム 炎の大聖堂
  • #マンホール
  • 大名倒産
  • ミンナのウタ
  • アナログ
  • 唄う六人の女
  • おまえの罪を自白しろ
  • ハーバーマン 誇り高き男
  • リゾートバイト
  • 佇むモンスター
  • 親のお金は誰のもの 法定相続人
  • デスパレート・ラン
  • リボルバー・リリー
  • 1秒先の彼
  • ノック 終末の訪問者
  • 禁じられた遊び
  • 怪物の木こり
  • 65/シックスティ・ファイブ
  • 忌怪島/きかいじま

番外 : それいけ!アンパンマン ロボリィとぽかぽかプレゼント

2022年以前に公開された作品(特にランキング設定ではないです)

  • 劇場版ラジエーションハウス
  • 沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~
  • 梅切らぬバカ
  • ふたたび swing me again
  • さがす

2023年度公開  邦画  57 外国語 42
2022年以前公開 邦画  4  外国語 1
計 104本

2023年 映画のベストまとめ

例年通り、10位以下の順位はほぼ適当ですし、年末までに(あと2日だけど)まだ配信で見る予定のものもあるので動きます。

上位に入れている『バビロン』『エンドロールのつづき』『エンパイア・オブ・ライト』『フェイブルマンズ』は、いずれも映画史に纏わる物語で、それぞれに郷愁を感じる素敵な作品でした。

『バビロン』を1位にしたのは、まぁ、もうチャゼル監督の作品だから…だと思います。自分的には外れがないのです。

映画史に関わらず、やはり史実ベースの作品は好物なので上位に入れやすいのですが、そんな中、全くのフィクションを実話のように描いた『TAR/ター』には度肝抜かれました。観て帰って来たから「リディア・ター」を検索しまくりましたもん(笑)

よく出来たお話でした。いえ、きっと世界のあちこちにこんな実話が転がっているのですよ。

それが実話ベースとして形にされたのが『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』。話題作でしたね。

日本でも本年は、歴史のある大きなタレント事務所や有名劇団のセクハラやパワハラが露見し、大きなニュースになりましたが、映画プロデューサーの暴行を女性記者が告発したところから始まり世界に大きく広がったこの「SHE SAID」運動の流れがここに来たという感覚でした。

映画自体はただのドキュメントではなく、ドキュメント風に見せた正統な物語でした。

邦画では『怪物』に心掴まれました。美しい映像、目線の違いからくる悲劇、子どもの純真さと理解できない大人の世界が悲しく描かれました。

今年亡くなった坂本龍一氏の劇伴が是枝世界にピッタリハマりました。名作です。

邦画としては2位に位置する『福田村事件』は、正直、よく出来た映画なのか好きなのか、自分でもよく分らないです。

ただ、日本人はこういう事件があったことは知らなくてはならないし、目を背けてはいけないと思うのです。そういう意味で、意味ある作品だと思った次第です。

先ほども書きましたが、20位以下くらいからは本当に「とりあえず並べた」程度なので、これから悩みながら入れ替えていきますね(すいません)。

2023年 訃報

俳優・監督・スタッフ・脚本家など。

(敬称略)

  • 高橋幸宏(YMOは永遠)
  • 永井路子(『草燃える』など数々の歴史ドラマ原作)
  • 鮎川誠(シーナ&ロケッツ『ジャージの二人』のほほんキャラ好きでした)
  • 松本零士(『宇宙戦艦ヤマト』)
  • 西郷輝彦(昭和御三家)
  • 扇千景(タカラジェンヌから政治家へ)
  • 団時朗(『帰ってきたウルトラマン』)
  • 坂本龍一(『ラストエンペラー』日本人初のアカデミー作曲賞)
  • 平岩弓枝(数々の小説・脚本)
  • 中島貞夫(『極道の妻たち』)
  • ジェーン・バーキン(エルメスのバーキン…)
  • 森村誠一(『人間の証明』証明三部作など数々の原作小説)
  • 財津一郎(タケモトピアノのCM 寂しい…)
  • 伊集院静(『機関車先生』など原作小説)
  • 山田太一(『キネマの天地』など名作脚本)

ありがとうございました。安らかに。


2024年は、『コンクリート・ユートピア』が1本目になるのではないかと思います。または『笑いのカイブツ』かな。岡山天音くんの主演、嬉しい。楽しみです。

レビューはほぼ書けておりませんが、来年もよろしくお願いいたします。

受信場として使用していたSeesaaのトラックバック機能終了に伴い、トラックバックの受け付けは終了させていただきました。(今後のTBについて)

年間ベスト

 

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この記事を書いた人
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奈可久う子(くう)

◆ドラマ・映画 エンタメ系ライター&ブロガー。◆ハウツーサイトやリクルート・キュレーションサイトなどで映画紹介のライターしておりました。(お仕事はいつでも有り難くお受けします)

◆映画の評点はあくまでも私感です。(平均が2.5で1と5は滅多に付けていません)

◆戦争とホロコーストテーマの作品観賞がライフワーク。

◆レビューは上半部はネタバレなし感想、下部は観了した方と感想を共有できるように書いています。(古い記事は簡単感想です。時間のある時にリライトしています)

◆姉妹ブログ「ドラマ@見とり八段」

comment

  1. ここなつさん、こんにちは。

    拝見いたしましたが、ほんとに被りがありませんでしたね(笑)

    『イニシェリン島の精霊』は非常に印象深い悪夢のような作品でした。好きです。

    今年もよろしくお願い致します。

  2. ここなつ より:

    こんにちは。
    拝見させていただきました。私が選んだものとベスト10は見事にひとつも被りがありませんでしたが、それもまた映画の面白いところですよね。
    個人的には、2023年は「これは!!!」と飛びつくような作品が少なかったように思います。
    特にアジア映画が(私には)不作でした。

    どうぞ今年もよろしくお願いします。

  3. onscreenさん、こんにちは。

    拝見させていただきましたが、10位以内、『TAR』と『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』と2作被ってましたね^^

    私も参考にさせていただきます。

    今年もよろしくお願い致します。

  4. onscreen より:

    10位以内で被ってるのは1作というのは、逆に今後のお楽しみが増えた!と考えます

    ありがとうございます!

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