『オー!ファーザー』行け!プリズナー!

オー!ファーザー

    

監督: 藤井道人   
キャスト: 岡田将生、忽那汐里、佐野史郎、村上淳、河原雅彦、宮川大輔、柄本明、賀来賢人、駿河太郎、古村比呂、長江英和、広岡由里子、長原成樹、榊原徹士、奥村知史、内田慈、橋本マナミ、矢島健一
公開: 2014年5月24日

2014年5月26日。劇場観賞

原作は伊坂幸太郎氏の同名小説。
伊坂さんの小説って「重力ピエロ」「フィッシュストーリー」(どちらも映画観賞後)くらいしか読んでいないのですが映像化された物は90%大好きなので(←まぁ、その内80%は中村監督作品なんですけどね…)期待して観に行った。

◆あらすじ

由紀夫には4人の父親がいる。大学教師の悟、ギャンブラーの鷹、体育教師の勲、元ホストの葵。
そして、その4人の妻である母との6人家族。
それぞれの父から学ばされてきた教え通りに生きてきた由紀夫は、ちょっとしたお節介からある事件に巻き込まれていく。

    オーファーザー1.png

たまに書くけれども父と息子の物語は大好物だし、イケオジ大好きな身としては萌え要素満載な設定。♥

特に佐野史郎さんと村上淳さんがパパだなんて、なんていう幸せな息子なんだ…。。

元ホストで主夫でエプロン姿の料理男子に村上淳…。もうワクワク…。♥
   オーファーザー2.png

なのになのに、このテンポの悪さは一体何なのだろう…。
面白そうな要素はたくさん溢れているのに、どうにも盛り上がらない。

父たちと由紀夫の赤ちゃんの頃からの触れ合いは微笑ましいし、それぞれの教えが今に繋がっていることも楽しいし、エピソードが伏線になっていくことも…面白いはずなのになぜか広がりがない。

事件自体が割と単純で展開が予想できるという事も原因かもしれないけれども、それだけじゃない「何か」を感じてしまう。

キャストもキャラもストーリー自体も好きだけれども、どうもパッとせずに終わってしまった。

あくまでも私感なので…。
ものすごく何度も笑っていらした方も(たぶん後ろの方の席で若干1名くらい~)いたので、ハマれる方にとっては面白いんだろうな、と。

じゃ、面白くなかったかというと、そういう事では無く。
萌え要素が多かっただけに、ただ何となく残念なのであった。

ああいうパパはほしいよ…楽しそうだな、あの生活。
お母さんにはその幸せを正しく理解していただきたい。。

きっと、すごく魅力的な人なんでしょうね。
そこが最大のミステリーであった。

魅力的な女には魅力的な夫が、そして魅力的な息子が育つと…。
正しく素晴らしい家庭。♥

スガシカオさんの主題歌は素晴らしく後味に合っていた。
ここだけは、うん、もう文句なく爽快感。。

 

ここから下ネタバレ観てない方は観てから読んでね 

    


 

格闘技、女の子のいう事は何でも聞いてあげる、クイズと試験と解法と回答、手旗信号…そして「ランナウェイ・プリズナー」。

父親たちの教えや言葉が伏線になって回収されて行き、解決に繋がっていく…のは、まさしく伊坂ワールドだと思うのだ。

しかし、驚きと爽快感はなかったなぁ、と…。

だからと言って不快なわけではないし。
キャラクターは父親たち以外も愛すべき存在ばかり。
(多恵子と鱒二は若干以上にウザかったけれども、そのおかげで助かったと思えば、まぁ )

個人的にはパパたちに萌え、まだ高校生が出来る岡田くんを再確認し、ゆる~くストーリーを見守ったという事で…。
あ、何か歯切れの悪いレビューですいません~。

「オー!ファーザー」公式サイト

 

 

 

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・象のロケット

★前田有一の超映画批評★

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★★邦画・あ行日本映画

 

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奈可久う子(くう)

◆ドラマ・映画 エンタメ系ライター&ブロガー。◆ハウツーサイトやリクルート・キュレーションサイトなどで映画紹介のライターしておりました。(お仕事はいつでも有り難くお受けします)

◆映画の評点はあくまでも私感です。(平均が2.5で1と5は滅多に付けていません)

◆戦争とホロコーストテーマの作品観賞がライフワーク。

◆レビューは上半部はネタバレなし感想、下部は観了した方と感想を共有できるように書いています。(古い記事は簡単感想です。時間のある時にリライトしています)

◆姉妹ブログ「ドラマ@見とり八段」

映画感想@見取り八段

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