映画@見取り八段

自己満足映画批評ブログです。邦画・洋画などジャンル問わず観賞。劇場上映中作品のネタバレ感想は別枠で表記。ランキングは年末総評価まとめで。

『真珠の耳飾りの少女』光と影で構成された何百枚もの絵画

真珠の耳飾りの少女
~GIRL WITH A PEARL EARRING~



監督: ピーター・ウェーバー   
出演: スカーレット・ヨハンソン、コリン・ファース、トム・ウィルキンソン

公開: 2004年4月


第76回アカデミー賞 撮影賞・美術賞・衣裳デザイン賞ノミネート


台所で調理をする少女を映した冒頭のシーンから、もうすでに一枚の絵画である。

窓から刺すわずかな光と、光に作られた影と、皿にバランス良く配置された僅かに鮮やかな色合いの食材。

母に呼ばれて部屋を移動する少女。
薄灰色の階段に構成される影。

どこを切っても一枚の絵画になる。


私の映画評価は、ほとんどストーリーを中心とした物で、(もちろん、それを盛り上げる脚本と演出もだけれども)映像だけが素晴らしいからと高評価にする事はないのだけれども、この作品の場合は、ストーリーはあまりどうでも良かった。

ただ、ずっと流れ続ける美しい画を見続けた。

少女と画家のプラトニックラブに近い淡々とした物語は美しい画を邪魔しない静かな余韻を残してくれた。それだけで充分だった。

生前からオランダで名を馳せていた画家であったにも関わらず、実際のフェルメールの絵は、40点にも足りぬほどしか現存していない。

この作品では上映中ずっと心奪われる絵画を見続けていられる。
(それがフェルメールの絵かと言うと、ちょっと違うと思うのだけど、その辺は別の話になるので置いておきます)


絵画や美術館が好きな方、関心のある方には、お薦めします。


学生時代、課題でこの絵の模写を選び、苦労した経験のある身としては、忘れがたい1枚なので。。。完全フィクションのストーリーも、楽しく見る事ができた。

この映画を見てから描いていたら、もっと上手く描けたかも


スカーレット・ヨハンソンは、最初、「真珠の耳飾りの少女」とは全く似ていないと思っていたのだけど、最後のワンカットを見た時はこの絵の少女そのままに見えた。


実際の「真珠の耳飾りの少女」のモデルは、フェルメールの娘だと言われています。

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※この記事は当方が2000年から運営している某HPの日記コーナーから2009年にお引っ越ししてきたメモ程度の過去記事です。

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