【怪談】このあと女房を持てば必ずやとり殺す

怪談

    

 

監督: 中田秀夫
出演: 尾上菊之助、黒木瞳、井上真央、麻生久美子、木村多江、瀬戸朝香、津川雅彦、榎木孝明、六平直政、光石研、一龍斎貞水、清水ゆみ、広田レオナ、西野妙子、柳ユーレイ、村上ショージ、絵沢萌子、宇津宮雅代

公開: 2007年8月4日

この映画に何を求めて見に行ったか。。。それによって評価が大きく分かれるところ。

残念ながら、ホラーを求めて行った身としては、

だまされた~

感が大きいです。。。。。

女の情念をベースにした、ちょっとドロっとした時代劇を求めて行った方には満足な出来なんでしょうかね。。。

でも、申し訳ないけど、そっち目線で見ても、あんまりシックリ来ない映画だったかも。

だって、黒木瞳が普通に綺麗すぎて。。。あんまりドロドロしてるようには見えなかったの。

 

あのメイクもね。。。汚くないし恐くもないの。綺麗な女優さんは汚したくないのそれじゃ、この手の映画は無理だよね。

尾上菊之助さんは、すごく良かったと思う。
現代劇としてはどうかと思うお顔なんですが(失礼。)この時代の「やさ男」にピッタリ。

いつの時代にもこういう男はいるモンだねぇ。。。まぁ、殺られちゃって当然なんじゃないでしょうか。

映像としては、所々に中田秀夫さんらしさが出て来ます。

ラストの方の水場は。。。
「らせん」をまんま思い出しました。

そもそも、中田監督だから余計に期待したワケなんだけどよく考えたら「仄暗い」もイマイチだったワケだし、やっぱり「リング」は原作が突出していたのかも知れない。

「リング」の大島での貞子の母が出てくるシーンのようなモノクロ調で撮れば、時代感も出て恐くなったんじゃないかって気がする。。。

いや、この題材で、本気で恐い物を作ろうと思えば、絶対に
震え上がるほど恐い物が出来たはず。

って事は、わざとこんなファンタジックな作りにしたんだろうか。

思っていたのとあまりにも違ったので酷評になっちゃいました。。

 

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★★邦画・か行ホラー日本映画

 

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奈可久う子(くう)

◆ドラマ・映画 エンタメ系ライター&ブロガー。◆ハウツーサイトやリクルート・キュレーションサイトなどで映画紹介のライターしておりました。(お仕事はいつでも有り難くお受けします)

◆映画の評点はあくまでも私感です。(平均が2.5で1と5は滅多に付けていません)

◆戦争とホロコーストテーマの作品観賞がライフワーク。

◆レビューは上半部はネタバレなし感想、下部は観了した方と感想を共有できるように書いています。(古い記事は簡単感想です。時間のある時にリライトしています)

◆姉妹ブログ「ドラマ@見とり八段」

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