映画@見取り八段

自己満足映画批評ブログです。邦画・洋画などジャンル問わず観賞。劇場上映中作品のネタバレ感想は別枠で表記。ランキングは年末総評価まとめで。

『UDON』うどん屋を探すなら煙突を探せ

UDON

   

 

監督:  本広克行
出演:  ユースケ・サンタマリア、小西真奈美、トータス松本、鈴木京香、升毅、片桐仁、要潤、小日向文世、木場勝己、池松壮亮、江守徹、二宮さよ子、永野宗典、温水洋一、北山雅康、石井正則、寺島進、八十田勇一、楠見薫、今井茂雄、ほっしゃん。、大泉洋、田中要次、嶋田久作、南原清隆、小泉孝太郎、与座嘉秋、川岡大次郎、ムロツヨシ、真木よう子、佐々木蔵之介

公開: 2006年8月



人口100万人の香川県内にあるうどん屋の数は約900軒。だそうである。
これは、東京にあるマクドナルドの数よりも多いそうで。。。

うどんは好きだが、特に食べ歩くほどではなく、
「うどんをテーマにした映画を見てね」と言われても、
別に興味も湧かず。。。
と言うか、一体うどんとユースケ・サンタマリアで、どんな映画になるのか見当もつかず。。。笑.gif

期待して見に行ったのは、当然、本広監督だからである。笑2.gif

見ている内に、どんどん納得できてしまった。
やっぱり本広作品だ。。。


ここには夢なんかない。うどんがあるだけだ。

と言って、故郷を出て行ったうどんの製麺所の息子は、ニューヨークで失敗し、借金を抱え、失意の内に香川に帰ってくる。

友達の紹介でタウン情報誌のバイトを始め、売り上げを伸ばすために「うどんの食べ歩き」を企画する。
それが大当たりし、タウン誌が売れるだけではなく、全国にまで及ぶうどんブームが始まる。。。


この、うどんの食べ歩きの様子が、本当に楽しい。笑2.gif
実際に香川中の店を探して食べ歩き、レポして作ったと言うこのシーンは、90%実話だという。
劇中に出て来るうどん店の人たちも、全員本当にその店の人。
素朴なおばちゃんや、おじさんが、その店ならではのうどんの食べ方を教えてくれる。

丼に、茹でて冷たい水で締めたうどんを入れ、ダシと、ネギとショウガを乗せる。

あとは、好みで醤油をかけたり、卵を入れたり、天ぷらを乗せたり。。。


   
 
この単純、素朴な食べ物が日本人のソウルフード
お袋の味のように、それぞれの店の味がある。

うどんを愛する「麺通団」の本当に(演技じゃないだろ)と言う楽しそうな様子も 良かったけれども、ほんの少ししか出てこないようなゲスト出演者にも注目。

私的にはサマータイムマシーン・ブルースのSF研面々が、あのまんまのノリで出てきたのが、とっても嬉しかった。ハート.gif(さすがに瑛太はいなかったけど)ホセまでいたし。(しかも、また聞いて貰えない講義してたし笑.gif)。

香川県出身の有名人カメオ出演もすごい。
「麺通団」の1人である要潤も香川出身だが、他に、ナンちゃん、松本明子、高畑淳子など、ホントにちょい役で。

そんな、ちょいと出ゲスト出演者を探して「え~。。」と思う楽しみもある。

テンポが良くて、クスリと笑わせてくれて。
そして、泣ける。

楽しくてたまらない時は、いつか終わりを迎える。

終わらない祭りはない。

後半は、たぶん人が周りにいなかったら、声をあげていただろう、と思えるほど泣いた。

悲しくて、寂しくて、でも優しくて。。。

コメディアンを目指して外の世界へ出て、挫折して帰ってきた息子に父は言う。

うまいもん食ったら、お前かて笑うやろ。

そうだ。
人間は、そんな単純な事で、一番笑顔になる。


そういう素朴な事に気付かせてくれる、温かい映画である。


この記事は2009年に楽天ブログからインポートしてきた過去記事です。
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