映画@見取り八段

自己満足映画批評ブログです。邦画・洋画などジャンル問わず観賞。劇場上映中作品のネタバレ感想は別枠で表記。ランキングは年末総評価まとめで。

『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』人生には色々な事が起こる

ベンジャミン・バトン 数奇な人生

~THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON~

   

 

監督: デヴィッド・フィンチャー
出演:  ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、ティルダ・スウィントン、ジェイソン・フレミング、イライアス・コティーズ、ジュリア・オーモンド、エル・ファニング、マハーシャラルハズバズ・アリ、ジャレッド・ハリス、チャンドラー・カンタベリー、ジョシュ・スチュワート、タラジ・P・ヘンソン
公開: 2009年2月


第81回アカデミー賞 美術賞、視覚効果賞、メイクアップ賞受賞


80歳の老人の姿で生まれ、逆回転の時計のように年を遡っていくベンジャミン。そして、彼の幼なじみデイジー。

この映画は、2人の恋と人生を追った物語。

サブタイトルは「数奇な人生」だが、描かれているのは決して数奇な物語でも何でもない。ひと組の男女の人生を淡々と語る。

泣かせようと言う演出もない。ただ、2人の一生を追っていくのである。

ホラーのような奇抜な映像やストーリーを期待して観ると肩すかしを食らうだろう。

どんどん若くなっていくブラピの姿には感動すら覚える。
最後に出てきた時は。。。たぶん、私が初めて彼を見て、好きになった時くらいの年齢だろうな。。。

リバー・フェニックスの再来だ。と思ったモンである。懐かしい。。。泣.gif

そう言う意味では、ずっとブラピを見てきたファンには嬉しい限りの作品かも。

アカデミー賞で13部門ノミネートされている本作。その中には、当然メイクアップ賞視覚効果賞が含まれている。

そんな所も視覚的な見所の一つ。

しかし、ストーリーは何ら奇抜な物ではない。

例え、ベンジャミンが普通の赤ん坊として生まれ、普通にデイジーと出会っていたとしても、同じ数だけ人生には色々な事が起こるだろう。

人の一生は深い。
愛のある人生は素晴らしい。

上映時間3時間は、全然長くなかった。

たくさんの人と関わり、広い、深い人生を送った人の時間の一部分に静かに浸る。そんな充実した3時間。

 

ここから下ネタバレ観てない方は観てから読んでね 


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あんな赤ん坊が出てきたら、ビックリして捨ててしまう。お父さんの気持ちも解らないではない。。汗.gif

そんな風にして別れた父親と、後々ちゃんと再会し、死の瞬間には立ち会って上げる。。。この映画の、そんな優しさが好き。

5歳でベンジャミンと出会い、別々の人生を送りながらもいつも寝る前には言い合っていた。

おやすみ、ベンジャミン。

おやすみ、デイジー。

何度か出てくる、この繰り返しに泣けた。

そして最後の時を一番愛する人の腕の中で迎える。

ベンジャミンと言う人は、数奇な運命の下に生まれながらも、何と幸せな人だろう。

女としての人生の3つの時代を演じたケイト・ブランシェットが、また素晴らしい。

1つは、若さの絶頂にあり、ただ美しさと幸運に酔いしれる時代。
2つ目は、愛する人との生活に落ち着き、安定した幸せを得る時代。

そして、年月を経て、再び母に戻る晩年。

枯れ葉の舞う木々の間を、子供に戻ったベンジャミンの手を取って歩く後ろ姿。

この何気ないワンシーンがただ心に残る。

・ベンジャミン・バトン 公式HP wwws.warnerbros.co.jp/benjaminbutton/


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