映画@見取り八段

自己満足映画批評ブログです。邦画・洋画などジャンル問わず観賞。劇場上映中作品のネタバレ感想は別枠で表記。ランキングは年末総評価まとめで。

『パコと魔法の絵本』世界で一番幸せな絵本

パコと魔法の絵本

  


監督: 中島哲也
キャスト:  役所広司、アヤカ・ウィルソン、妻夫木聡、阿部サダヲ、上川達也、土屋アンナ、加瀬亮、小池栄子、劇団ひとり、山内圭哉、國村隼、木村カエラ
公開: 2008年9月13日


幕が開いてから、もう、すぐに中島哲也ワールドだ。

夢のような幻想のような色とりどりの、まんま絵本から抜け出した世界が待っている。劇中で何度も絵本の世界が出てくるが、この映画そのものが絵本。

笑えて、泣けて、泣けて、泣けて。。。絵本から抜け出したようなパコの純粋な美しさが、ただそれだけで感動を呼ぶのである。

明日も昨日もない少女は、そこに今あるだけの世界に住んでいる。
パコの周りは優しくて、愛に溢れていて、パコの笑顔には誰でも思わず微笑みを誘われずにいられない。

役者さんたちの演技は、舞台演劇のようなテンション。最初は、ちょっとテンションの高さに着いていけないのでは。。。汗.gifと言う不安を覚えたけれども、パコが登場すると空気が変わる。

意固地で天の邪鬼な大貫と、その時だけを生きているパコ。

毎日2人がベンチに座って本を広げるシーンは、それだけでもう絵本の中のワンシーンのよう。どうしてかな~。。。それを見ているだけで、もう泣けてしまうのである。
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笑いがあって感動があって、豪華な役者さんたちが身体を張って演技していて。。。大人も子どもも楽しめる映画です。

エンドロールまでタップリ楽しんで、本を閉じてください。笑2.gif

 

ここから下ネタバレ観てない方は観てから読んでね 


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お前が私の名を知っていると言うだけでハラが立つ!

が、口グセだった大貫が、その日の事だけしか覚えていられないパコの記憶の中に何とか残ろうとする姿が寂しく、優しく、美しい。


おじちゃん、昨日もパコのほっぺにさわったでしょ?

そうだ。
私の名はオオヌキだ。
さあ、一緒に本を読んであげよう。


毎日繰り返される、このシーンを見ている内に、何かそれだけで自然と泣けてきてしまって。。。汗.gif

最初は阿部サダヲのテンションに着いていけない~汗.gifと、ちょっと引き気味で見ていたんだけど、段々と引き込まれるように見ている自分に気付いた。

もちろん、笑えるんだけど、とにかく泣いたなぁ。。。

この子の心に残りたいんだ。

パコの最後、パコのほっぺに手を伸ばす大貫。その時だけしか記憶がないパコは、本当に絵本の中だけに存在しているお姫さまその物だ。

1人の少女は、1冊の絵本と同じようにみんなの記憶にそのままの姿で生き続けるんだね。

パコ役のアヤカ・ウイルソンちゃんが、本当に絵のように可愛かった~。笑2.gif

役所さんも役所さんじゃないみたいだった。
あんなに語気の荒い役は初めてでは汗.gif

みんな、メイクもスゴイし、誰って感じだったけど、そういうのも楽しかった。

良い映画、見たなぁ、って思う。

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